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イラク戦争のときも、また違憲の「イラク出兵」に際しても、
小泉さんも川口さんも、またその他の賛成派も、
口をそろえて「国益」という言葉を使います。
この言葉を使われてしまうと、「そうなのかなぁ…」と思うのでしょうか。
なかなかそれ以上の議論が始まりません。
「国益」の前には、「国=国家」という概念があるわけですが、
「国」っていったい何なんでしょうか。
これに関して、ちょっと面白いメッセージが寄せられましたので、
参考までに、以下にぎ紹介させていただきます。
………………………●国って何?●………………………………
「国」とか「国家」という言葉を、私たちは何気なく使っています。
「日本」という場合は、ほぼ「日本国」を意味していますし、
「アメリカ」という場合もほぼ「U.S.A.」を意味します。
そして「イラク」は「イラク国家」であり(いまはかなり複雑ですが)、
とにかく、国家名がその土地に住む人々をくくってしまいます。
でも、「国」の誕生は、決して自然発生的なものではありません。
そこに、ある政治的、軍事的な力が加わって「国」が作られました。
その証拠に、中近東やアフリカでは、国境線が直線で引かれており、
そしてその「国境」が、さまざまな悲劇を生み出しています。
とまぁ、「国」とか「国境」のことを考えだすときりがありませんが、
「掲示板」のコメントは、とても面白い内容を含んでいますので、
以下に、そのまま紹介させていただくことにします。
……………………………………………………………………
唐突な話題ですが、「国」っていったい何なんでしょうねえ。
バックミンスター・フラーの「クリティカル・パス」には、
国の起源が分かりやすい挿話で説明されています。
昔、羊飼いの一族が羊を放牧していると、
馬に乗って棍棒を持った男が現れた。男は言った。
「ここは俺の土地だ、それにこの土地は危ないんだぞ」
次の朝、羊が何頭もいなくなっていた。再び男が現れ、
「だからこの土地は危ないといっただろう。
どうだ、俺が守ってやろうか」
羊飼いの一族の長は、しかたなく男と契約をむすび、
この土地で放牧をすることを認めてもらい、
羊を守ってもらうかわりに、
一年に羊を10頭を男に差し出すことにした。
しばらく何事も無く過ぎたが、
ある日別の男が馬に乗って棍棒を持って現れ、
「この土地はほんとうは俺の土地だ」と主張し始めた。
こうして、土地の所有を巡る果てしない争いが始まった。
今世界を動かしているのは、
馬に乗って棍棒を持った男たちの末裔だと思います。