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(回答先: 空自のイラク年内派遣、見送りの方向=安全対策を最優先−政府(時事通信) 投稿者 エンセン 日時 2003 年 12 月 03 日 02:13:05)
[予想される自衛隊のイラク派遣までの流れ]
政府は2日、イラク復興支援特別措置法に基づく要員派遣の概要を定める基本計画について、9日にも閣議決定する方向で調整に入った。基本計画には実際の派遣時期は盛り込まず、現地の治安情勢を見極めながら慎重に判断する。政府は自衛隊の年内派遣を最終的に断念し、早ければ航空自衛隊のC130輸送機を1月中旬にもイラクに派遣し、輸送活動を開始する。陸上、海上両自衛隊の派遣時期は、年明け以降に判断する方向だ。
政府・与党は、イラクで殺害された奥克彦・在英大使館参事官らの葬儀が6日にも営まれるのを待って、基本計画を閣議決定する。今のところ(1)9日か12日に基本計画を閣議決定(2)その後、衆参両院で首相が出席して閉会中審査を行う、との日程を軸に調整している。
早期の閣議決定をめざすのは、「年内派遣」を求めてきた米国への配慮とともに、予算編成作業が本格化する12月中旬前に閣議決定を終えたい、などの理由からだ。
基本計画には陸海空3自衛隊すべての活動を盛り込む。派遣規模は陸自約550人、海自約300人、空自約150人とし、派遣期間は6カ月とする方向だ。
基本計画に盛り込まれる任務は、空自はクウェートを拠点として、C130輸送機3機でバグダッド空港やバスラ空港へ米英軍の物資や救援物資を輸送する。陸自はイラク南部のサマワ周辺で浄水や給水活動、医療、教育施設の補修など人道復興支援にあたる。海自は陸自が使う機材や車両などを運ぶため、「おおすみ」型輸送艦と護衛艦各1隻をペルシャ湾に派遣する。
実際の派遣は「米英軍が厳重に警備している空港を使う空自の方が陸自より安全度が高い」(政府関係者)として、空自を先行する。石破防衛庁長官は空自について年内に実施要項を決めて派遣命令を出し、20〜30人をクウェートや米空軍司令部のあるカタールに派遣し、C130受け入れのための調整にあたらせる。その後、C130を早ければ1月中旬にもクウェートに派遣し、飛行訓練などをした後、イラク入りさせる考えだ。
陸自と海自はほぼ同時期に出発。宿営地設営のための陸自先遣隊は最速で2月上旬にもイラク入りが可能とされるが、派遣時期の調整にはなお時間がかかる見通しだ。
日本外交官殺害事件を受け、与党内には年内の派遣に慎重な意見が広がっている。自民党の久間章生幹事長代理は2日、「年内に現地まで行くのは難しいんじゃないか」、公明党の冬柴鉄三幹事長も「相当慎重にやった方がいい。正月を越えたらいかんとかいいとか、そんな話ではない」とそれぞれ朝日新聞社のインタビューで語った。
[12/03 06:34]
http://www2.asahi.com/special/iraqrecovery/TKY200312020304.html