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BA機遭遇後、イラク電撃訪問の中止を真剣に検討
2003.12.02
Web posted at: 18:40 JST
ハハ‐REUTERS
テキサス州クロフォード(ロイター) 感謝祭休日に合わせブッシュ米大統領が先月27日敢行したイラクの首都バグダッドへの電撃訪問で、米政府高官は2日、大西洋上空を隠密飛行中にブリティッシュ・エアウェイズ(BA)航空機と予定外に遭遇、同機機長から「大統領専用機か」との問い合わせを受けた後、訪問中止を真剣に検討したことを明らかにした。
この後の数時間、ブッシュ大統領が大統領警護隊にイラクへの飛行がまだ秘匿されているかの確認を命令。地上も含め、機密性が依然保たれていることを突き止めた後、計画続行を決断したという。
BA機の機長は、操縦室から大統領専用機の姿を視認した後、「エアフォースワンなのか?」と無線連絡してきた。これを受け、大統領機側は、しばらく沈黙した後、「ガルフストリーム5」と回答、大統領機より小型な機種の名を伝えた。
米政府高官によると、BA機長はこのやり取りなどで大統領機の秘密行動を察知し、事実を伏せた気配があるという。BAによると、乗務員が飛行業務中に異常事に遭遇した場合、社へ報告する責務がある。しかし、大統領機との遭遇が伝えられた後、同社が調べたところ、そのような連絡記録はなかったという。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200312020019.html