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米軍「54人」 病院「8人」…サマッラ戦闘死者数
読売新聞 12月2日
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20031202i105.htm
【バグダッド=久保健一】イラク中部サマッラで先月30日起きた駐留米軍と反米武装勢力との大規模戦闘の死者数について、「武装勢力の54人」とした米軍の発表と、「民間イラク人8人」とする地元病院の見解との間で食い違いが見られ、謎が深まっている。
戦闘は、イラク新紙幣を運びサマッラ市内を走行していた2つの車列がほぼ同時に反米武装勢力の攻撃を受け、米軍側が反撃したもの。米軍は、武装勢力が旧フセイン政権民兵組織「サダム挺身(ていしん)隊」の制服を着ていたとしている。
駐留米軍のキミット准将は1日の記者会見で、武装勢力側の被害を、死者が54人、負傷者が22人と発表、民間人の死傷者については「そうした情報はない」と否定した。遺体は、戦闘が続いていたため「回収しなかった」(戦闘に参加した中佐)という。
だが、AFP通信などによると、戦闘に巻き込まれ民間人8人が死亡、60人以上が負傷したと地元病院の院長が証言する一方、武装勢力54人の遺体の存在は確認されていない。
キミット准将は武装勢力側が「遺体を運び出し、アジトに持ち帰ったのではないか」との見方を示したが、武装勢力側の総勢は計60人程度だったとする米軍兵士の証言などから、残る人数で54遺体を運ぶのは困難と疑問視する声もあり、真相はやぶの中だ。
(2003/12/2/12:08 読売新聞 無断転載禁止)