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(回答先: Re: 【さらば外務省!より】 投稿者 なるほど 日時 2003 年 11 月 14 日 21:04:34)
■2003/11/17 (月) イラクの国民感情を無視する形の自衛隊派遣
メールで質問をいただきました。
「海外のマスコミ界では日本は何とか言いながら結局はイラクに自衛隊をする事はないだろうと言われているとか本当ですか。また今回も多大な金額を拠出していながら後ろ指を指されて終わりなんでしょうか?」
うーむ、私はマスコミの人間ではないのでマスコミ代表としてはお答えできないんですが、普通にBBCニュースを見ている者として私の意見を言えば、多分基本的には「日本が自衛隊を出そうが出すまいが大勢には影響なし」だと思います。政治的には日本は「弱小の、その他大勢」ですから、普段はまったく無視されてます。イラク出兵が実現したとしても、それはアメリカへの奉仕であり、世界的に意味があるというよりは、日本のアメリカに対する個別な関係における問題であると見ていると思います。世界が政治的に日本に注目する唯一の理由は、核武装への動きでしょう。今回の出兵は、その可能性に対する日本政府の決意の固さをはかる、とういうような観点で注目をしている人々は当然いるのではないかという気が。2つめの「後ろ指を差されて終わり」というのはどの国が後ろ指を差すのでしょうか?そもそも日本に対する政治的な期待はゼロなので、後ろ指をさされる、というのは私にはピンときません。ただし、米側からすれば、日本が出兵してくれれば多国間協力がアピールできるので、戦力的には大差なくても、来てくれればイメージアップにはなりますよね。
しかし、日本が年内の出兵を見送ったことについて、その理由がラムズフェルドに強く言われなかったから、というのも、一体なんなの?です。国防長官自身が日本に対して、「主権国家として何をやるかは自分たちで適当と思うことをやってもらいたい」と言ったのに対して、朝日ではそれに続けて「と述べるにとどめた。政府内には「米国は日本に圧力をかけて自衛隊を派遣させ、犠牲者が出るような事態になれば、小泉政権が吹っ飛びかねない実情は分かってくれている」(関係者)との見方が広がった」としています。これ、勘違いもいいとこなんじゃないですか。ラムズフェルドが自分のことは自分で決めろ、と言っているのを、「事情はわかってくれている」と受け取るという態度はもうびっくり。イラクではすでに占領軍の撤退が計画されているという時期に出すの出さないのともめてるなんて、小沢さんじゃないですが、特殊学級と言われても仕方ないんじゃ。
http://www3.diary.ne.jp/user/329727