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http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info.asp?num=2003C441
アル・カーイダ関係者を名乗る者によるテロ攻撃の声明
※ 海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めて下さい。
※ 本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
※ また、法令上の強制力をもって渡航を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
1.11月17日付け「アル・ジャジーラ」(カタールを本拠地とする衛星テレビ)
インターネット版は、15日にトルコのイスタンブールにある2つのシナゴー
グ(ユダヤ教の教会堂)で発生した自爆テロ事件に関して、アル・カーイダ
関係者を名乗る者からロンドン発行のアラビア語紙「アルクッズ・アルアラ
ビ」宛にこの事件の犯行を認めるeメールが送付されたとして、同紙の編集
担当者が同メールについて言及した内容について要旨以下のとおり報じてい
ます。
(1)アブハフス・アルマスリ旅団は、イスラエルの諜報機関を継続して監視
しており、同諜報機関員のうち、5人のメンバーがイスタンブールの中心
部にある2つのシナゴーグにいたことが明らかになったため、致命的な打
撃を与えた。
(2)我々は、犯罪者であるブッシュ米国大統領とその従者たち、特に英国、
イタリア、オーストラリア及び日本に対して、暴政の都の中心で、死の車
を目の当たりにすることになるであろうことを告げる。
(3)こうした自爆テロ攻撃は、バクダッド、リヤド、イスタンブール、ジェ
ルバ島(チュニジア)、ナシリア及びジャカルタに限られない。
2.また、同月16日付け外電(ドバイ発AFP電等)によれば、アル・カーイダ
関係者を名乗る者からロンドン発行のアラビア語週刊紙「アル・マジャラ」
に対してeメールが送付され、その中では、イラク南部ナシリヤで発生した
イタリア軍警察司令部に対する自爆テロ事件に関する犯行声明がなされると
ともに要旨次のとおり述べられています。
(1)日本が自衛隊をイラクに派遣するならば、我々の攻撃は東京の中心部に
まで及ぶ。
(2)イスラエル及び米国権益に対するテロ攻撃は継続されるであろう。
3.テロ攻撃の危険に対する米国政府の警告やアル・カーイダ関係者がテロを
促しているとも考えられるメッセージ等については、これまでも随時渡航情
報を発出して注意喚起しています(10月28日付け広域情報「ラマダン(断食
月)に伴うテロ情勢」、同月19日付け広域情報「ウサマ・ビン・ラーディン
によると見られるテロ攻撃の声明」、9月29日付け広域情報「テロ攻撃に関
する米国務省の警告」等)。上記1.及び2.のアル・カーイダ関係者を名
乗る者によるテロ攻撃の声明にも留意し、テロ事件や不測の事態に巻き込ま
れることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、テロの標的となる可能
性がある施設等の危険な場所にはできる限り近づかない、大勢の人が集まる
場所では警戒する、周囲の状況に注意を払うなど安全確保に十分注意を払っ
て下さい。
また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な
安全対策が講じられるよう心掛けて下さい。
(問い合わせ先)
○外務省領事移住部邦人特別対策室(テロに関する問い合わせ)
電話番号:(代)(03)3580-3311(内線)3100
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
電話番号:(代)(03)3580-3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ http://www.mofa.go.jp/anzen/
別添資料
なし