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http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20031118k0000m040158000c.html
自衛隊のイラク派遣に備え、防衛庁が10月以降、入札で調達を開始した装備品の概要が17日、毎日新聞の調べで明らかになった。防暑用の衣類に加え、砂漠で自分の位置を確認するための全地球測位システム(GPS)を使った位置情報受信機や携帯式爆発物検知装置などで、これまでの落札金額は5000万円以上になっている。派遣時期が定まらない中、防衛庁長官了解のもとで進められる準備。陸上自衛隊は「イラク派遣がない場合でも国内で使用できる装備で、防衛庁の予算で買える物に限っている」と説明している。
防衛庁の入札公示などによると、初めての入札があったのは10月31日。17日までに有刺鉄線を握ったりする際に使う特殊作業手袋、防暑下着、防暑靴下、ベレー帽などが入札された。防衛庁は「詳細については答えられない」としているが、宿営地建設にあたる先遣隊用の装備と見られる。
砂漠や自爆テロを意識した装備品もある。位置情報受信機はGPSで位置確認をする装備で、国内での行動は基本的に地図とコンパスに頼っている陸自の部隊には配備されていない。45台分が約450万円で落札された。爆弾から出るガスや微粒子で、不審者が爆発物を持っていないかを調べる携帯式爆発物検知装置は1台約554万円。
17日には、宿営地の周囲に張り巡らせた赤外線と振動センサー、カメラを組み合わせ、不審者に備える簡易型警備システムが1785万円で落札された。今後、入札のある移動式シェルターは、冷暖房や給水設備が完備しており、けが人などを手当てする診察所として利用する。
納期はいずれも11月末から12月中旬にかけて、部隊派遣が予定される陸上自衛隊北海道補給処と、陸上幕僚監部のある同関東補給処に納入される。
一方、車両に砂じん用のフィルターを装備する改良や、砂じん防護用ゴーグルなどは派遣が見送られると無駄になるため、基本計画決定後、予備費での購入が予定されている。【平井桂月】
[毎日新聞11月18日] ( 2003-11-18-03:00 )