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(回答先: イラク駐留米軍、武装勢力拠点に大規模攻撃(読売新聞) − GPS誘導ミサイル投入 投稿者 シジミ 日時 2003 年 11 月 17 日 21:31:45)
米軍、イラクで大掃討作戦 深夜に空襲、ミサイル攻撃も
http://www.asahi.com/international/update/1117/009.html
イラク駐留米軍は17日、北部ティクリート周辺に戦車部隊や攻撃ヘリを投入し、武装勢力の拠点や訓練施設の一掃を目指す大規模な掃討作戦を始めた。最近、この地域でヘリコプター撃墜が相次ぐなど、米軍に対する攻撃が激しくなったのに対抗するものだ。
ティクリートはフセイン元大統領の出身地で、イラク中北部のいわゆる「スンニ派三角地帯」でも米軍に対する抵抗が最も激しい場所の一つ。掃討作戦は、米軍が同三角地帯で今月始めた「アイビー・サイクロン2」の一環。重武装の戦闘車両とともに地上部隊を夜間、市街地に送り込み、敵対勢力への協力者を拘束したり、兵器を押収したりしている。同時に航空機で空からも徹底的に攻撃を加えている。
12日には首都バグダッドでも新たな掃討作戦「アイアンハンマー」を始めた。
両作戦に共通するのは、5月の大規模戦闘終了宣言の後はあまり使われなかった、強力な兵器を再び使い始めたことだ。9日にはF16戦闘機が爆撃を行い、12日にはAC130地上攻撃機が深夜出動し、大口径の砲弾や機関銃弾を地上の攻撃目標に撃ち込んだ。16日には長距離地対地ミサイルも発射した。
武装勢力に「抵抗しても勝ち目はない」(駐留米軍)と思わせる心理作戦の側面もあるという。米軍報道官は「ゲット・タフ・ニュー・ポリシー」(強硬な新方針)と説明する。
こうした新たな戦術の導入は、米中央軍のアビゼイド司令官が8日、同三角地帯で部族長や市長らに「もし抵抗を抑えないなら、米軍は断固たる措置をとる。我々には能力も装備もある」と警告した時に明らかになった。
背景には、最近の米軍兵士の犠牲の急増がある。第101、第82両空挺(くうてい)師団など精鋭部隊にも犠牲者が続出している。ヘリが次々に撃墜されるだけでなく、M1戦車やM2装甲戦闘車など、重武装の戦闘車両も標的となり、乗員が死傷している。
だがこうした大規模な軍事力の使用は「両刃の剣」ともなりかねない。攻撃に巻き込まれて死傷するイラクの民間人が増えることで、米軍への反発が強まる恐れもあるからだ。 (11/17 22:20)