現在地 HOME > 掲示板 > 戦争42 > 716.html ★阿修羅♪ |
|
ひとつの事件が革命を引き起こすのではないことがわかってきた。
今春のイラク戦争が単純に世界戦争に発展すると考えたのは軽薄だった。
しかしますます第3次大戦は近くなったように思う。
世界の王者アメリカのわがままは世界を揺らす。
アメリカの貿易赤字はうなぎ上りで、それをおぎなう中東の資金はドルを見捨て出した。
イラク戦争の勝利から駐留へ、そしてテロが激化し、原油が高騰する。
中国は経済力を増し、物価はうなぎのぼりだ。
物事は限度があって、普通はそれですむが、これだけ、大問題が続くといよいよ騒乱となるのだろう。
ロシアはユコス社長が逮捕され、軍事パワーが復権を賭けている。
アメリカの軍事力は度重なる中東の作戦に疲弊を続けている。
日本国内ではどうか。
国鉄問題、これだけなら、民営化でどうになかった。
でも今は、思いつくだけでも
@郵政民営化
A道路公団の40兆円の負債
3、地方自治体第三セクターの巨大赤字
4、消費税UPと避けられない増税
5、とまらない国債発行と将来のインフレ懸念
6、少子化と年金問題
7、生産力の海外(中国)移転と雇用問題
まだまだたくさんあるだろう。
これだけ問題が同時に山積するともう戦争なりでいったん既存社会を崩壊させないと立ち行かないところまでいくしかないのかもしれない。
宗主国がいた朝鮮は明治日本の侵攻にほとんど抵抗できなかった。
宗主国べったりの日本に果たして自国を守る気概はあるのか。あまりにも期待できないだろう。
日本は海に囲まれ幸い外国の侵略を受けたことは太平洋戦争までなかった。
会田雄次さんは日本人の忘れ物という本でプラハの春のチェコのソ連侵攻にふれこう書いている。
「日本の場合は、断固として敵と戦うものもあるだろう。その一方絶対にたしかなことは、日本人には自国よりも、日本民族よりも、つまり同胞の利益を忘れて外国へ媚を売り、自分の利益を図ろうとする人間が多すぎるのである。チェコ的なことになった場合の日本の惨状は見るも恐ろしいことになろう。そのことを私は過去現在の日本を分析するかぎり、ほとんど絶対的な確信をもって言える」
この人は戦争でビルマ(ミャンマー)に従軍した人で、戦後英国の捕虜となり、帰国後は京大の教授を務めた方である。
この恐ろしい予言が的中しないように願いたいが、背筋に寒いものが走るのは私だけであろうか。