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(回答先: Re: おめでたいおかたなんだなっす 投稿者 竹中半兵衛 日時 2003 年 11 月 13 日 23:53:48)
外国で人殺しをする侵略戦争と、国内で人殺しをする内政とには、何ら異なる所は無い。どちらも、同じ政治の違う側面に過ぎ無いのだね。日本の小泉政府が、アフガンやイラクで侵略戦争を進めてきた事は、日本の国内で高利貸経済を進めてきた事や、あれこれの惨殺事件を繰り返させてきた事とも、同じ事だろうね。それは、すべて、同じ硬貨の表面と裏面であるのに過ぎ無いのだね。
「冷血」小泉や「レイプ愛好」福田二世が、イラク侵略戦争に軍事的に参入したいと執着していたのは、日本の国内で政治も経済も文化も、どれもが空洞化している為だね。日本の内政が、汚職や空洞化で腐朽し尽くし、今にも崩壊しかね無い情況にある為だ。小泉や福田二世にとり、政治が腐朽し尽くし、日本の民衆を「絶対権力」で抑圧せざるを得ない情況が強まれば強まる程、国の内外で人殺しを実行する必要も強まる。尤も、「絶対権力は、絶対的に腐敗する」とも言うから、この「人殺し」どもは、自ら出口の無いワナに陥ったと言うべきかも知れ無いがね。
外国で人殺しをする事は、日本国内で人殺しをする為にも、絶対に必要な事だね。それが、絶対権力と言う物だからだね。1993年に「55年体制崩壊」が起き、既得利権を失いかねない情況となり、辛酸をなめる事となった日本の旧支配層は、それ以後ずっと、おのれの「絶対権力」を再建する事だけを狙ってきたと言えるだろうね。オウム真理教の東京地下鉄サリン事件などは、その再建の格好の口実となったと言う所以だね。
今年の国会総選挙は、小泉エトセトラにとり、こういう「絶対権力」の為のステップとなる筈だったね。しかし、何故か、そうはなら無かった。また、その逆に、「日本民主党」の絶対権力が樹立される事も無かった。政治屋や官僚屋にとり、これは苦しい情況だろうね。この情況下で、イラク派兵の中止を強いられている事は、小泉エトセトラにとり、終わりの始まりだと言う所以だね。
こう言う情況になると、「人殺し」どもは、また東京の地下鉄で毒ガスをまく位の事は、やりかねないだろうね。しかし、それも、IT進化の為、なかなか成功しにくい社会情勢でね。民衆からの「監視」の目も、なかなか厳しいだろうからね。民衆による政治監視が普及すると、近代日本の政治的伝統である政治機構を通した民衆支配と言う独裁的政治形態も、その上に存立する日本的国家形態も、どれも破綻する事になる。尤も、それは、真の「民主化」と言う物ではあるがね。
今月の日本の議会選挙でもって、小泉エトセトラが「絶対的多数」を維持していれば、問題は無かったね。しかし、どうやら、「絶対的」多数を維持する事は、出来なかったらしい。「人殺し」が、それ程票を集め得る筈も無いがね。
その結果として、日本自衛隊のイラク投入計画を延期せざるを得なくなった事は、「人殺し」の小泉や福田二世にとり、深刻な情況だね。国際報道の世界では、日本自衛隊のイラク「侵攻」計画は、イラクのレジスタンス運動の結果として、完全に「延期」されたと解釈されているね。BBCもアルジャジーラも、日本自衛隊のイラク派遣は延期されたと言う。自動車が「エンストした」かのような扱いだ。いずれにしろ、派兵は「失敗」したと言う解釈だね。
尤も、「レイプ愛好」の福田二世は、二転三転する政府発表でもって「玉虫」を自己演出しているみたいだね。そう言う欺瞞情報で、日本の民衆を欺瞞するだけでは無い。そうして自己を欺瞞し、いつしか、現実から逃避してしまおうと試みているのだね。
小泉エトセトラが念願していた、日本自衛隊をイラクに投入し、自らイラク人を殺戮する計画は、こうして挫折した。となると、これまで進めて来た筈の、国内で失業中の若者を取り締まる政策も、惨殺事件の捏造をする政策も、「検察裏金」作りも、どれもが失敗に帰する事となる。これは、小泉エトセトラにとり、その政治権力を維持し得なくなる程、重大な情況を招く筈だね。この「人殺し」どもも、この情況を打開する為、何かしらの「事件」を惹き起こさざるを得ないだろうと言う所以だね。
この混乱のさなか、アメリカ帝国の「戦争長官」ラムズフェルドが、アジアの「同盟国」を歴訪している。それは、ラミーにとり、やりたくも無いセールスマン活動だろうがね。言うなれば、アジア「どさ回り」に過ぎ無い。こうして歴訪しても、日本や南朝鮮で、派兵の約束を取り付ける事すら難しいからね。
イラクに駐留するアメリカ軍の末端兵士たちは、士気も崩壊寸前の情況にあるね。「フセインがアメリカに大量破壊兵器を使う」エトセトラと言う欺瞞情報を信じ、安い給料で送り込まれた挙句、予想された「予想外」のゲリラ戦で熾烈な抵抗が続く為だね。既に千人単位の仲間が、殺されるか、手足を失い、目を失いと言った悲惨な最期を遂げ、戦場から消えて行った。司令官どもは、アビザイドのように、テレビ映りばかり気にしていて、敵ゲリラは5千名位しかい無いなどと、根拠の無い妄言を並べるホラ吹きばかりだ。
もともと、アメリカ兵の多くは、他に良い就職口が無い為、アメリカ軍に「就職」したような「兵士」たちばかりだね。大学奨学金を返済する為、軍に入り、いつの間にかイラクに送られた若者も多い。予備役に過ぎ無かったのに、突然イラクに狩り出された「パート兵士」も多数に上る。この情況で、アメリカ軍の士気が高いとしたら、逆におかしいね。
かの有名なCIAも、某大使夫人が大物エージェントである事を暴露したホワイトハウスと対立し、イラク侵略戦争に背を向ける「秘密報告書」を出した。しかも、その「最高機密」トップシークレットの報告書の内容も、いつの間にか「リーク」され、堂々とアメリカの新聞で暴露されると言う情況だね。CIAは、イラク戦争の口実作りでこき使われた挙句、カール・ローヴの「軽いお仕置き」のせいで、この大物エージェントの「ネットワーク」まで潰滅させられた。CIAが自国の政府高官と敵対するのも、もっともな話だね。
ラムズフェルド自身も、個人的な「士気」は、恐らく崩壊寸前だろうね。日本の小泉エトセトラが、2年前から率先してアメリカの世界戦争「支持」を表明して来た理由は、このラムズフェルドや、ダブヤやパウエルの歓心を買う為だ。「男芸者」よろしく、だがね。
それは、アメリカ軍や情報機関の情況も知らず、ただ乗り同然で、日本も「21世紀世界の勝ち組」とやらになり得ると考えた為だね。またぞろ、「バスに乗り遅れるな」と言う古い「スローガン」が、心によみがえって来たのでもあろうね。しかし、その「侵略妄想」も、「バグダード」で挫折せざるを得なかった。
最早、日本でも、「人殺し」どもの権力妄想は、どれもが終わりに近付いたと言う所以だね。