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自衛隊イラク派遣 年内見送り 日米関係損なわずと判断 政府「治安状況見極めて判断」 (産経 11月14日 朝刊)
[要約]政府は自衛隊の年内イラク派遣を見送った。昨日、イラク南部のナシリアでの自爆テロで政府は慌しい動きを見せた。その結果、イラクは安全という前提が崩れ、自衛隊の先遣隊を派遣できる状況ではないと判断したようだ。これで日本のイラク支援は抜本的な見直しを迫られることになる。しかし自衛官30人程度による2つの専門調査団を今週中にも現地に派遣し、治安状況や活動のニーズなどを調査することにした。米国には日本がイラクの復興支援に50億ドルを供出するとしているので、自衛隊派遣の遅れも理解してもらえると考えている。
[コメント]わずか2日前、本日来日するラムズフェルド国防長官に、「自衛隊の年内派遣」をお土産にすると福田官房長官が語っていた。それがナシリアの自爆テロで一気に吹き飛んでしまった。日本政府の覚悟とはその程度のものなのである。イラクではすでにバグダッド郊外で自衛隊が駐屯予定のサマワに向うトラックが摘発されている。そのトラックには大量の爆薬が積んであった。自衛隊をイラクに送るということは、ナシリアでの自爆テロのようなものが次々に起る覚悟が必要だった。政府にはその覚悟もないのに、ブッシュ政権にいい顔がしたいために、ただ自衛隊の年内派遣を急いでいたのだ。
昨日、私が下段に書いたイラクの現地をよく知る人は、出版社に入稿した原稿を急いで回収し、サマワは危険地帯と書き直したそうである。これと同じようにサマワなら安全と小泉首相に語っていた人は、どのように責任をとるのだろうか。まあ、きちんと責任を取れるような人を、イラク現地の調査に派遣しないだろう。
明日、陸自の専門調査団がイラクに向かう。もう軍事知識のない人に現地の調査を任されないのだろう。しかしこれを別の面で考えると、小泉首相が責任を放棄し、イラク派遣を自衛隊に丸投げしたとも言える。そしてイラクで自衛隊員が死んでも、「自衛隊の専門調査団が現地を見て立てた基本計画なので、それで自衛隊員が死んでも自衛隊の責任だ」で済ますことも考えられる。こんな無責任な首相を我々は選択したのか。
http://www.kamiura.com/new.html
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関連URL
マスコミは自衛隊のイラク派遣を責任持って報じて欲しい。(10月28日)[軍事ジャーナリスト神浦氏] 【一部マスコミは自衛隊の死を期待?】
http://www.asyura2.com/0311/war41/msg/953.html