現在地 HOME > 掲示板
> 戦争４２ > 571.html
★阿修羅♪
|
現在地 HOME > 掲示板
> 戦争４２ > 571.html
★阿修羅♪
|
|
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20031114k0000m010110000c.html
イラク復興特別措置法に基づく自衛隊のイラク派遣をめぐり、政府の「二転三転」ぶりが目立っている。自衛隊の専門調査団を派遣するかどうか、いつ基本計画を閣議決定するか、そして陸上自衛隊の派遣時期――など、「腰が据わっていない対応」（自民党国防族議員）と批判が出る中、ラムズフェルド米国防長官の来日（１４日）、特別国会召集（１９日）などイラク問題に焦点のあたる政治日程が続く。
焦点である陸上自衛隊の派遣時期について、福田康夫官房長官は１２日午前の会見で「年内に派遣するという考えはしっかり持っている」と初めて公式に表明した。
しかし、会見の６時間後にイラク南部のナシリアでイタリア軍警察を狙った自爆テロが発生。現場のナシリアは当初、派遣が検討された都市であり、自衛隊員の安全確保に対する疑問が一気に湧き上がった。このため、福田長官は１３日の会見で「情勢の変化などをよく見極めて対応を取る」と微妙にニュアンスを変えざるを得ず、「年内派遣」に黄信号がともる事態になった。
現地の治安情勢などを調べる自衛隊の専門調査団についても政府の対応は変遷している。政府は「日程的に不可能」として専門調査団の派遣をいったんは断念。しかし、一転して福田長官は１３日の会見で１０人前後の自衛官で構成する専門調査団を近く派遣する方針を明らかにした。自爆テロの現場であるナシリアが、陸自派遣予定先のサマワから約１００キロしか離れていないことなどを重視し、治安情勢の再調査の必要に迫られたとみられる。
自衛隊派遣に関する基本計画の閣議決定も、当初は１４日の予定だったが、１９日召集の特別国会閉幕後に先延ばしとなっている。
それでも、政府は対米配慮から「状況を勘案しながら、ニーズや業務内容をずっと検討している。考え方に変わりはない」（福田長官）と自衛隊の早期派遣の基本方針に変わりないことを強調している。今後も「状況の変化に柔軟に対応してきただけ」との理屈で乗り切る考えのようだ。しかし、衆院選後の対応をみると、派遣に反発を強める民主党の躍進やイラクの治安悪化などの外的要因によって、「年内派遣」をはじめ政府の描いたシナリオは修正を迫られているように映る。
【古本陽荘】
［毎日新聞１１月１３日］ ( 2003-11-13-21:31 )
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。