現在地 HOME > 掲示板 > 戦争42 > 542.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 早期の権限移譲検討 米政権がイラク政策転換、暫定指導部、憲法も【共同通信】 投稿者 荷電粒子 日時 2003 年 11 月 13 日 07:12:12)
【ワシントン=永田和男】ブッシュ米大統領は12日、ホワイトハウスにパウエル国務長官、ラムズフェルド国防長官らを集め、イラク統治に当たる連合国暫定当局(CPA)のブレマー行政官とイラク情勢を協議した。ブッシュ大統領は協議の中で、憲法制定作業をはじめイラク人への主権移譲を加速するようブレマー行政官に指示した。
協議後、パウエル長官は国務省で、「我々は、改革のペースを早めたい。新生イラク政府の法的基盤を固める作業を加速したい」と述べ、憲法制定作業を経て、イラク人への主権移譲を急ぐ方針を表明した。
主権移譲問題では、フランスやドイツが「早期主権移譲」を主張していたのに対し、米国は1、2年をかけてでも慎重に行うべきだとの立場だった。だが最近の急速な治安悪化を受け、イラク人の占領への不満拡大を防ぐためにも、当初の構想よりも主権移譲を急ぐ方針に転換したものと見られる。
一方、英国のストロー外相も同日、英BBCに対し、イラク国民への主権移譲は「当初の計画以上に早く進む」との見通しを明らかにした。
米政府は協議の詳しい内容は明かしていないが、米メディア報道によると今後4―6か月内に選挙を実施して憲法制定のための新組織を発足させることも検討されたという。
このほか協議では、非効率の指摘される既存のイラク統治評議会は廃止せず、主権の受け皿として機能強化する方針が決まったほか、<1>現在24人の評議会の中により大きな権限を持つ10人程度の執行機関を新設する<2>評議会の指導者となるポストを新設する――などが検討されたという。評議会指導者については、アフガニスタンで戦後、暫定行政機構を議長として率いたカルザイ氏(現大統領)をモデルにしたと見られる。
ブレマー氏はホワイトハウスでの協議後、記者団に対し、直ちにイラクに戻ってイラク統治評議会のメンバーらと会い、今回の協議で話し合われた評議会の再編策を提示すると説明した。
[11月13日(木)13時59分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031113-00000103-yom-int