現在地 HOME > 掲示板 > 戦争42 > 535.html ★阿修羅♪ |
|
イラク・ナーシリヤ駐留のイタリアの兵士多数が自爆攻撃の被害にあった12日、イタリア下院で演説し、顔を覆うベルルスコーニ首相=AP
http://www.asahi.com/international/update/1113/005.html
イラク南部のイタリア警察軍駐屯地への自爆攻撃事件で、イタリアの上下院は12日夕(日本時間13日未明)、各党議員らが意見陳述を行った。ベルルスコーニ首相は上院での演説で「議論せず、民主主義の価値を守るという崇高な任務につく人々への連帯を示そう」と呼びかけたが、野党の中にはイラクからの撤退を強く求める声も出た。
下院では、最大野党である左翼民主党のダレーマ委員長が「この戦争は間違っていた。イラク人は兵士たちを歓迎しておらず、欧米はイラクを復興できていない。私なら派遣しなかった。国連とイラク政府の役割を増やさない限り、テロが広がるだけだ」と政府を批判。再建共産党の議員は「兵士らを一刻も早く呼び戻すべきだ」と話し、早期引き揚げを求めた。
他の野党議員からも、「イラク復興計画そのものの見直しが必要ではないか」「国民が命を犠牲にまでする目的とは何なのか」などといった意見が出た。
イタリア国防省によると、今回のテロによる死者数は、61年にコンゴで兵士13人が殺害された事件を上回り、1回の犠牲としては「第2次世界大戦後の平和維持活動で最悪」だという。マルティノ国防相は同日、上下院議会で「最大の注意を払っていたが、自爆テロから身を守るのは非常に難しい」などと説明した。同国防相は、13日にもイラク入りする予定だ。
(11/13 11:34)