現在地 HOME > 掲示板 > 戦争42 > 521.html ★阿修羅♪ |
|
大使講座:多国間主義を強調 仏ド・モンフェラン氏、日本の常任理入り支持
読売新聞11/13朝刊
駐日大使が世界情勢を語る同志社大学の特殊講義「大使講座--今、世界を語る」(主催=同志社大学、読売新聞社、後援=外務省、文部科学省)も第五回講義が十二日、京都市の同大学で開かれ、フランスのベルナール・ド・モンフェラン大使が「より公正かつ団結した世界のためのフランスの外交政策」をテーマに講義。一国ではなく国連などの国際機関を通じて問題解決を図る<多国間主義>の理念を強調した。
大使は約二百人の学生を前に、「グローバル化が進む中、すべての国が対等と感じられるルール作りが必要だ」と指摘。国連の役割を評価し、「日本は責任感の強い国であり、世界平和に貢献できる可能性がある」として、国連安全保障理事会への日本の常任理事国入りを強く支持した。
多国間主義の具体的な取り組みとして、イラクやイランにタイする国連決議などに触れ、「危機を解決するためには<一国単独ではなく>国際社会の団結を表明した方がよい」と述べた。
日仏関係では、フランスの対日直接投資額が米国に次いで二位という現実を紹介。日産自動車のカルロス・ゴーン社長の例を挙げ、「異なった背景を持つもの同士が理解し合うことが、経済だけでなく世界平和と安定につながる」と力説した。この後、村田晃嗣・同志社大助教授と中井康朗・読売新聞東京本社論説委員が、フランスの立場などについて対談。学生は熱心に耳を傾けた。
(詳報は二十四日付け朝刊に掲載予定)