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(回答先: イラク南部のイタリア警察司令部で爆発、12人死亡 [朝日新聞] 投稿者 あっしら 日時 2003 年 11 月 12 日 20:10:14)
http://www.asahi.com/international/update/1112/011.html
イラク南部のナーシリヤに駐留するイタリア警察軍の駐屯地で、12日午前10時50分(日本時間同日午後4時50分)ごろ大きな爆発があり、イタリア警察軍と軍の兵士14人、イラク人8人の計22人が死亡、多数が負傷した。ロイター通信などが伝えた。イラク戦争後、イラクに駐留する米英軍以外の外国軍が被った被害としては最大規模となった。自衛隊の派遣先の最有力候補とされるサマワは、ナーシリヤの北西約100キロにあり、今後、日本政府や国会での派遣論議に大きな影響を与えることも予想される。
米英暫定占領当局(CPA)によると、イタリア警察軍駐屯地にトラックが突入し、爆発した。カタールの衛星テレビ、アルジャジーラが目撃者の話として伝えたところでは、自爆テロと見られるという。現場では火災が発生し、数人が崩れた建物のがれきの下に埋まっているとの情報もあり、被害はさらに拡大する可能性がある。駐留軍とイラク警察が捜査に当たっている。
ナーシリヤ周辺にはイタリアの陸軍や同国の国防省管轄下にある警察軍など、イタリアの部隊約2300人が駐留している。駐留軍は市中心部から約5キロ離れた砂漠の中に建設した基地に駐留しているが、警察軍はこれとは別に、病院施設とともに市内中心部に駐屯地を構え、地元警察を指導していた。
米英軍以外の外国軍兵士に対する攻撃はこれまで数件起きている。8月16日にデンマーク兵1人、11月6日にポーランド兵1人が銃撃戦や待ち伏せ攻撃で死亡しているが、現場はいずれも南部地域だ。連日のように米軍攻撃が続く中部地域や、夏以降、国連現地本部や赤十字国際委員会(ICRC)現地本部などへの大規模な爆弾テロが続くバグダッドとは異なり、この地域は比較的治安が安定していると見られていた。
一方、CPAによるとバグダッド北部で11日、道路に仕掛けられた爆弾による米軍車両への2件の攻撃があり、米軍兵士計2人が死亡した。
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<イタリア警察軍> イタリアで国内の治安維持を主な任務とするの特殊な警察組織。「カラビニエリ」と呼ばれる。所属は国防省で、準軍隊的な存在。内務省所属の国家警察(ポリツィア)とは異なる。起源は1814年創設のサルデーニャ王国の近衛兵とされる。 (11/12 21:22)