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http://www.asahi.com/international/update/1112/012.html
アフガンで潅漑工事中の日本NGOに米軍ヘリが機銃掃射
アフガニスタンで活動するNGO(非政府組織)ペシャワール会(福岡市)が今月2日、アフガニスタン東部で潅漑(かんがい)用水路の工事中、米軍とみられる攻撃ヘリコプターから機銃掃射を受けていたことが、わかった。現地代表の医師中村哲さん(57)によると、現地スタッフらとダイナマイトで岩盤を崩している最中だった。けが人はなかった。中村さんは「発破がゲリラの攻撃と誤認されたのかもしれないが、作業は毎日続けており、米軍も分かっていたはずだ」と話す。
ペシャワール会事務局などによると、銃撃を受けたのはパキスタン国境に近いクナールとナンガルハル両州境、ジャリババ。現地時間で2日午前10時30分ごろ、クナール川から水を引く取水口を造るため、岩盤を爆破する作業をしていた。ヘリ5機が上空に飛来し、うち2機が編隊を離れて作業地点の真上を旋回。中村さんによると「数分間にわたって機銃を発射された」という。
現場には当時、中村さんら日本人スタッフ2人と現地スタッフ、作業員ら約600人がいた。爆破作業に備え、100メートル以上離れた所で待避していた。着弾地点は作業現場から半径10メートルの範囲。作業員が白い布を振ると、ヘリは現場を離れたという。
同会は今年3月中旬から用水路の工事を続けており、毎日午前10時過ぎ、ダイナマイトを使っていた。爆音が戦闘と誤解されないようアフガニスタン政府側からも許可を得ていたという。
中村さんは「米軍のヘリは毎日、チャガサライの基地に向け、工事現場上空を飛行している。ダイナマイトの爆破も毎日しており、我々がなにをしていたかは明白だった」と話している。 (11/12 19:36)