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(回答先: 政治制度不信の確実な増加を示した投票率低下の選挙結果を直視せよ。 投稿者 木村愛二 日時 2003 年 11 月 10 日 08:13:56)
木村愛二さん、はじめまして。
阿修羅へ導かれたとば口には木村氏のサイトがあったと記憶していますが、今ではこちらにしっかり居座ってしまい、そちらへは月に数回のロムになっていることを心苦しく思っています。また、集会の場では失礼ながらこちらからは名乗ることもなく、一、二度ほど言葉を交わさせていただいておりますが、今後共よろしくお願い申し上げます。
さて、今般私は投票所へ出かけ、選挙区及び比例区共に民主党に、最高裁裁判官は全員を再任拒否に投じてきました。私なりの目論みは自民党候補者の当選阻止と裁判官の流動化促進にありました。固より公明党は論外で社民党は既に論評にも値しません。実は自民党議員や自民党支持者の中にも真贋のほどは詳らかならずとも筋金入りの平和主義者もいるでしょうし、反面民主党の中には大政翼賛化を助長しかねない分子も存在するでしょう。勿論そのようなことは先刻承知で、今は自民党政権の阻止を図らねばならぬと考えています。その後のゆれ戻しは国民自身が注視しつつしっかりと受け留めきっちりと投げ返していかなればならぬでしょう。しかし、我々に続く世代がその時までに政治的に充分成長しているかが危惧されます。(尚、今回、木村氏の反語的表現への応答は意識的に回避しましたが、然程の他意があってのことではありませんので、悪しからず。)
ところで、このところの国際問題に関するチョムスキーやサイードの突っ込み不足を懸念し疑念を呈する論調が散見されますが、私もチョムスキーやサイードやハーバマスの間に少なからず温度差のあることを踏まえながら同じような想念を懐いていました。木村氏のほうが彼らの世代に近接していることからも、おそらく加齢に準えた感覚には附合するものがあるのではと勝手な想像をしています。
つまり、事態の進行に対応していく上で最早先導していく任にはあらずとの共通認識があり、さりとて後を継ぐ者も現れず焦燥感の中に身を置いているというのが彼らとは少し違う木村氏の心象風景なのではないでしょうか。國體思想の幻影や日共の席巻と躓き等の当時の支配的な観念(世界観)の洗礼と災厄とを同じ相手から受けたことを発症原にする錯綜した不信感はおいそれと拭い去れるものではありますまい。それだけルサンチマンの深淵の底は暗く他者には透写し得ぬものなのでしょう。
それにしても、今は理論を闘わせ、言質を取り合い、互いのコミットメントを確認し合えるような状況が生まれ難い時代です。幾多の修羅場に遭遇してきた木村氏なればこそ、そう慨嘆する想いは私以上に強いのではないでしょうか。
世代間のギャップは言うに及ばず実体験に裏打ちされたレベルの違いは如何ともし難いものがあります。これを埋めていくためには後世代には論理の鍛錬と前世代には熟して益々感性を練磨するといった双方からの労苦を厭わない接近と架橋状態の現出が肝要でしょう。牧歌的と揶揄されそうですが、後世代の感性と前世代の論理の交叉的補完関係が織り成す後世代の論理と前世代の感性によるコラボレーションこそが、未来への人間界の展望を拓くモメントになるのではないかと仄かな希望を抱いているような次第です。
末尾になってしまいましたが、木村氏がユダヤ(人)にたいする怨念めいたものを抱懐するようになった経緯について不勉強で把握していませんが、関連するスレッド及び過去ログをご紹介いただければ嬉しく思います。加えて、もし感興を催すことがありましたらユダヤ(人)の有力クラスターが何故そのような行動パターンを形成し、また保持し続けているのか、木村氏の見解をお聞かせ願えれば幸甚の至りです。宜しくお願いいたします。
また、お会いしましょう。