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(回答先: 日本のイラク支援は危険な仕事(共同通信)、米文民行政官、イラクでの攻撃激化の可能性を警告(ロイター)【記事2本】 投稿者 クエスチョン 日時 2003 年 11 月 11 日 19:09:46)
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200311/11/20031111k0000e030018002c.html
イラク治安:
派遣自衛隊「危険避けられぬ」 米国防長官
【ワシントン佐藤千矢子】ラムズフェルド米国防長官は10日、14日からの日韓両国訪問を前に両国記者らと会見し、イラクの治安状況について「いつでもどこでも、いかなる攻撃でも防ぐというのは不可能だ。危険な仕事だ」と述べ、陸上自衛隊が派遣された場合にも危険は避けられないとの認識を示した。そのうえで、治安が比較的安定しているイラク南部などでの自衛隊の活動に強い期待感を表明した。
長官は陸自派遣に関して日本国内でイラクの治安悪化に対する不安が高まっていることについて「(日本だけでなく)みんなイラクの安全を心配している」と述べ、危険は避けられないとの認識を表明。一方で「紛争の90%は(イラク中部のスンニ)三角地帯で起きている」「北部、西部、南部の状況は極めて安定している」と述べ、治安安定地域への陸自派遣に期待する考えを示した。
長官は、日本のイラク復興支援について「(無償資金協力)15億ドルを含む50億ドルを約束した。12月には(陸自の)先遣隊が派遣される」と評価した。
政府は陸自をイラク南部のサマワ周辺、空自をイラクとクウェートに派遣する方針。自衛隊の活動内容を定める基本計画を近く閣議決定し、まず陸自の先遣隊を派遣する方向で調整している。
また、沖縄の海兵隊の移転・削減を含む在日米軍の再配置問題について、長官は「世界の米軍配置を21世紀に適応するようどう調整すべきか、幅広く見直している」と述べ、将来の見直しに含みを残した。
長官は12日にワシントンを出発し、グアムに立ち寄った後、14〜16日に東京と沖縄、17、18日にソウルを訪れる。小泉純一郎首相や石破茂防衛庁長官らと会談するほか、沖縄では米軍基地を視察する。米国防長官の沖縄訪問は、90年のチェイニー氏(現副大統領)以来、13年ぶり。
◇米国防長官の発言要旨
10日、会見したラムズフェルド米国防長官の発言要旨は次の通り。
【イラク復興支援】
みんながイラクの安全を心配している。イラク北部、西部、南部の状況は極めて安定している。バグダッド周辺からティクリートにかけた三角地帯で、紛争の90%が起きている。いつどこでも、いかなる攻撃でも防ぐというのは不可能だ。危険な仕事だと思う。だが最後には我々は成功を収める。(イラクへの派兵の時期や規模について)各国は、自国の環境を検討し、自ら判断するべきだ。
【北朝鮮の核問題】
(安全の保証の文書化は)現在、交渉中だ。(ブッシュ)大統領は北朝鮮の状況に取り組むのに意識的な決定をした。地域の全ての関係国が集まることにより、平和的解決に向けた最善の展開を期待する。6カ国協議の成功を希望している。日米安保条約は地域における中心的な関係だ。(ブッシュ)大統領のいかなる決定も同条約を弱体化したり、損なう可能性はみじんもない。6カ国協議について憶測したくないが、目標は朝鮮半島の平和と非核化で、いつかは平和的な話し合いのなかで(朝鮮半島が)統一されることだ。
【米軍の再配置】
国防総省は、世界の米軍配置を21世紀に適応するようどう調整すべきか、幅広く見直している。日本、韓国、ドイツなど同盟国・友好国と常に議論している。だが発表することは何もない。兵隊の数を軍事力と同等に結び付けて考えるのは、21世紀においては適切でない。(在韓米軍の再配置については)何の結論にも達していないが、米韓の軍事的能力が弱まることはない。【ワシントン佐藤千矢子】
[毎日新聞11月11日] ( 2003-11-11-12:03 )