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(回答先: Re: アルカイダだけが、サウジ王家の転覆を望んでいるのでは、ありません。 投稿者 はまち 日時 2003 年 11 月 11 日 13:44:37)
はまちさん、こんにちわ。
アーミテージ米国務副長官発言へのコメントか私の「サウド王家と米国の合作による宮廷暴力革命」説へのレスなのかわかりませんが、私へのレスだと受け止めて説明します。
「アルカイダだけが、サウジ王家の転覆を望んでいるのでは、ありません」については、アルカイダがどうのという視点で見ているわけではありません。
アルカイダがサウジアラビアでどれほどの力を持っているかも疑問です。
まず、サウド王家の対立問題です。
サウド王家内で理念(宗教)や政策で違いがあることは聞き及んでいますが、米国により支配者としてのサウド王家が倒されても、理念や政策にこだわるという王族は極めて少数だと見ています。
米英支配層(実質は世界経済支配層)は、イスラム世界を「近代化」することで新世界秩序を完成させる戦略を採っています。
サウド王家は、米英支配層が求める制度や政策の変更を受け入れて存続をはかるか、それに抵抗して勝てる見込みがない対米英戦で壊滅するかの選択を迫られていると思っています。
米英支配層の意向を受けて入れて自己の存続を選択したら、はまちさんが「理由2」で書かれている問題が現実化することもわかっているはずです。
それならば、謀略のテロを仕掛けて、それを機に革命分子を摘発したり、把握していない革命分子のあぶり出しを行う戦術を使うのも自然の流れです。
このような意味で、この間のサウジアラビア情勢を「サウド王家と米国の合作による宮廷暴力革命(クーデタ)」だと捉えています。