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阿修羅特約情報
なぜアメリカはオサマ・ビン・ラディンを殺害したことを認めないのか?
11月7日付デーリーメール)が、ロビン・ムーア(かつてジョン・ウェイン主演で映画化された「グリーンベレー」の著者で、特殊部隊の専門家)が出版した”Hunt for Bin Laden”(「ビン・ラディンを追え」)からの抜粋を掲載している。これによると
(1)
2001年冬に米軍特殊部隊と英軍SASの混成部隊は、アフガニスタンで数回にわたってビン・ラディンを殺害する絶好の機会をものにしたが、その都度米軍司令部からの命令で、攻撃をストップされみすみす見逃している。
(2)
2002年2月22日トラボラ攻撃の最中に無人偵察機が一連のゲリラを探知、一座の中でもひときわ長身の男がオサマ・ビン・ラディンに酷似しており、ほぼ本人に間違いないことが確認された。無人偵察機のオペレータは上官の許可を得てヘルファイアミサイルを発射、ゲリラは全員殺害された。
(3)
直後にCIAが鑑識担当者を送り込み、死体(肉片など)を回収したが、DNA鑑定の結果は決して公表されなかった。がアフガニスタンのCIA筋の情報ではやはりビン・ラディンは現場におり、死亡が確認された由。
(4)
とはいえもしビン・ラディン死亡が公表されておれば、テロとの戦争は非常に大きな制約を受けることになったであろう。ブッシュもブレアも、どこにいるかさっぱり分からないテロリストの黒幕という存在のおかげで、あれだけ好き勝手にどこの国にでも戦争を仕掛けることできたのである。
(5)
一方オサマ・ビン・ラディンの死亡はアラブ世界に巨大な殉教者を作り出したことだろう。
(6)
アメリカで市民権を極度に制限する愛国者法のような法律の制定が可能になったのは、何といってもオサマ・ビン・ラディンのような、象徴的存在が未だに生き残っていることによる恐怖感につけ込んだ結果だが、無論ビン・ラディンの死亡が知れ渡ったらこうした政策も不可能だっただろう。
相当に蓋然性の高い話ではある。