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http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20031109i101.htm
政府は8日、イラク復興支援特別措置法に基づく陸上自衛隊の派遣地域について、イラク南部のサマワとし、12月中旬に先遣隊約150人を派遣する方針を固めた。
陸自は、大型車両による自爆テロ対策として、84ミリ無反動砲を海外での活動では初めて携行することを検討している。政府は、自衛隊や文民の活動地域や任務などを定める基本計画を14日以降に閣議決定した後、直ちに陸自隊員15人前後の専門調査団をサマワに派遣する。この調査を受けて、石破防衛長官が12月中旬、小泉首相の承認を得て、陸自に派遣を命令する運びだ。
イラク南部の中心都市バスラの北西約250キロに位置するサマワを派遣先とするのは、治安が比較的安定しているうえ、日本の援助で建設した病院があり、住民の対日感情が良いことなどを考慮したためだ。
陸自本隊の拠点となる駐屯地は、サマワ郊外の砂漠地域に設置する。周囲に建物などが無く、視野が広いため、安全確認が容易にできるとの判断からだ。
基本計画には、人道復興支援と安全確保支援の2つの活動のため、陸上、海上、航空の3自衛隊と医療関係者ら文民をイラクへ派遣すると明記する。活動地域としてバグダッドと、サマワなどイラク南部、隣国のクウェートなど、活動内容としては、浄水・給水、医療、電力供給、輸送業務などをそれぞれ列挙する。
派遣部隊の規模は、陸自が先遣隊を含め約700人、空自が約150人、日本からの物資輸送を担う海自が約300人とし、文民は数十人程度で調整している。
携行する武器・装備は、隊員個人の安全確保のための機関銃や拳銃のほか、移動の際の護衛用の軽装甲機動車、米英軍の物資輸送に使うC130輸送機などを基本計画に盛り込む。
◆84ミリ無反動砲=重さ約16キロ、長さ約113センチで、携行が容易な対戦車用火器。有効射程は1キロ弱で、1分間に対戦車弾5発程度を発射できる。実弾のほか、行動地域を照らす照明弾や危険を知らせる発煙弾を撃つことも可能だ。
(2003/11/9/03:02 読売新聞 無断転載禁止)