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沖縄から基地をなくし世界の平和を求める市民連絡会 の 第2回イラク派遣団報告No.9
【注】
6/2(月)10:55AM(日本時間)電話連絡があったが、あまりの電波状態の悪さに途中中断
6/2(月)13:30(日本時間)再び電話連絡
知らず知らずに頭にも心にも刷り込まれる情報がある。
イラクに関して言うならば、「イラク戦争」「戦後」「略奪」「治安維持」等の言葉がセットになって、ある種のイメージが作られている。
「戦争」と言うのは、対立する2つ以上の国どうしが武力衝突することである。湾岸戦争時の猛攻撃と、それに続く経済制裁。さらに核査察という名の徹底した調査と、強力な武力の強制廃棄によって、丸裸にされたイラクに、最新の兵器を大量に打ち込んだ行為を「戦争」と表現するのは、イラクが、本当に戦争にとって恐ろしい国家であるかのようなイメージの創作と刷り込みである。
また、いまだに銃撃戦が続き、死者が出続けているのに、せいぜい不発弾の被害しか報道されないで「戦後」という言葉が使われているのは「最小限の攻撃で、最大限の効果を生み出し、イラクの人々を解放した」というイメージ作りのための、隠蔽と歪曲以外の何ものでもない。
米国の大手マスコミのガイドをしていたイラク人青年は、銃撃戦があり、多くの死傷者出て病院に担ぎ込まれていることを、スタッフに何度も何度も伝えたが、取材すらせず無視され続けたと怒りをあわらにした。
今日(6/1)もバグダッド市内2ヶ所で銃撃戦があったが、恐らく日本にもアメリカにも報道されないであろう。
最後に「略奪」とそれに対する「治安維持」だが、「略奪」に関する報道には大きな疑問を感じる。確かに略奪は起きているし、重大な問題である。が、しかし、最初にフセイン政権の財産の略奪を促すかのような言葉を米兵が口にしていたことや、多くの略奪の現場に米兵が居合わせていながら何もしなかったばかりでなく、中には手伝っている兵士までいたということは報道されているだろうか。
これらの話をイラクの人々から何度も聞いて腹を立てていたが、
「米英軍が治安維持のために20万人残留」という報道を見て、全て納得した。
治安維持と称して米英軍がイラクに駐留し続ける口実が必要だったのである。
恐らく全てが綿密に計画されたことなのだと思う。こうしてイラクは、確実に第2のオキナワと化していくのだ。その重大な意味を、身をもって知っているオキナワだけは、せめてこの動きにしっかりと反対の声をあげ続けたい。
http://www.ne.jp/asahi/cyura/kiyoko/iraq030527.html
【注】「イラク戦争」などと言われているイラク殺戮・侵略の報道がなくなり、ほとんどの方々が「平和」と「自由」が訪れたと勘違いしているイラク。
しかし、いまだに銃声が止まず赤痢やコレラが発生し、劣化ウラン弾の放射能が漂い、備蓄した食糧が底をついているイラク。銃撃や不発弾で傷ついた人々がまともな治療を受けられずにいるというイラク。そのイラクに救援物資を届けるために、平和市民連絡会・バクダッド派遣団は、島田正博と平良夏芽、そして白井耕祐をイラクに派遣します。
現地との連絡がまともにとれず、何一つ確かなことは分からない状態ですが出発します。状況が伝わってこないということは、混乱し、救援が必要である。状況がきちんと伝わるころには、混乱はおさまっていると判断したからです。
みなさんの想いのこもった300万円と、寄贈された医薬品(ダンボール5箱)、それにガイガーカウンター(放射能探知機)2台と、保育園の子どもたちがイラクの子どもたちのことを想って書いてくれた絵を携えて行ってきます。
http://www.asahi-net.or.jp/~qg2n-tir/iraq-sos.html