★阿修羅♪ 現在地 HOME > 掲示板 > 戦争42 > 144.html
 ★阿修羅♪
次へ 前へ
小泉首相殿 16 (11月6日) 「いち抜けた!」 終戦直前、帝国陸軍の崩壊する姿を目撃 【小泉首相と石破防衛庁長官を憲法違反と殺人教唆罪で告訴?】 
http://www.asyura2.com/0311/war42/msg/144.html
投稿者 なるほど 日時 2003 年 11 月 06 日 19:52:09:dfhdU2/i2Qkk2

拝啓 小泉首相殿 16 (11月6日) 「いち抜けた!」 終戦直前、帝国陸軍の崩壊する姿を目撃  
From: "阿部政雄 "
Date: Thu, 06 Nov 2003 04:10:27 +0900
Seq: 36466

 拝啓 小泉首相殿

    「いち抜けた!」 終戦直前、帝国陸軍の崩壊する姿を目撃


 この11月2日、東大駒場講堂で開かれた日本外交と『反テロ」世界戦争というシ
ンポジウムは、極めて有意義な集会でした。

 とりわけ、前レバノン前大使天木氏が、外務大臣および首相に,外交官としての使
命感に燃えて、「イラク戦争」に反対すべきだと言う直言を送られた勇気に、日本人
の“義”の精神を感じました。

 また、「自衛隊派遣は明白な憲法違反」であり「自衛隊員は誰一人イラクに行きた
がっていない」と説かれた新潟県の小池清彦加茂市長(元防衛庁教育訓練局長)の発
言に深い感銘を覚えました。

 こうした発言こそ、日本人の良心です。そして口にこそ出さないが多くの日本人
(サイレントマジョリティ)の心に抱いている不安であると思いました。

 戦中派のしんがりとして15、16、17才を学徒動員の中で、太平洋戦争の悲惨
さをなめつくした小生(75才)には、また日本人の同胞、若い自衛隊員をを海の彼
方まで送らせて「かたみに人の血を流し、獣(けもの)の道に死ぬ」ことを「人の誉
れとする」(与謝野晶子の詩「君死にたもうことなかれ」)の絶望的な時代に突入し
てしまうかという暗胆たる現状を多くの人々の連携に力ではねとばさればならないと
痛感しました。

 東大駒場といえば思い出すのは、この2月この講堂で行われたアメリカのイラク大
量破壊兵器査察官のスコット・リッター氏の講演です。  

 これは東大の山脇教授からも披露されたが、それは、リッター氏の「アメリカが酔っ
払い運転していたら諌めるのが真の友人ではないか」という言葉でしたが、いまブッ
シュ大統領にヨイショされて天にも登るほど舞い上がるほど酔っぱらっているのは、
どう見ても、小泉さん、貴方自身です。

 外交官の真の使命を遂行しようとした天木前大使の進言こそ立派な外交努力であり、
言うだけ野暮かも知れないが、本来、こうした真の外交官こそ小泉さんが表彰してこ
そまともな日本の首相であり、「立派な改革」の担い手の筈と思うのです。

 小池清彦加茂市長の講演の「自衛隊のイラク派遣がいかに憲法違反で、自衛隊隊員
にとっても、その家族にとっても悪法極まる、無謀なものであるか」を諄々と説かれ
た話も深く胸に沁みました。これも、正常な首相なら、(三木首相、大平首相、後藤
田官房長官、木村俊夫外相、伊東正義外相らの見識をも持つ真の政治家なら)「よく
ぞ言ってくれた」と感謝されたに違いない内容だったと思う。

 小池市長が小泉首相、福田官房長官、石破防衛庁長官、川口外相に当てた『自衛隊
のイラク派遣を行わないことを求める要望書」の中の

 「泥沼化したイラクのゲリラ戦の中で被害が出る可能性は明らか」

 「兵は憲法の下で自衛隊法第52条には自衛隊は「我が国の平和と独立を守る」こ
とが明記され、自衛隊員は「日本国憲法を遵守」することを宣誓しているので、海外
派兵に賛成してはならない」

 「自衛隊員の命を危険にさらし、命を犠牲にすることをしいるのは憲法違反の行為」

 「日本政府は、15億ドルを差し出しだすだけでアメリカは満足しているはず。一
方人を出すことは我が国の存亡と国民の幸福に対して、極めて重大な結果を生む。外
交、軍事上の大失態となるでしょう」

 「平和憲法のもとで、イラク派兵が強行されるならば、もはや憲法の歯止めがなく
なり、自衛隊は世界の殆どの戦塲に派兵される。徴兵制がしかれ、海外の戦塲で命を
落とし,先の大戦で散華された英霊が最も望まなかった事態になるでしょう。現在の
自衛隊における明るく民主的な気風もやがて荒れ荒んだものにかわっていくことを危
惧します」

 「憲法9条ゆえに、日本は多くの戦争さんから免れることが出来た。『剣は磨くべ
し、されど用いるべからず』と言う古今の兵法の鉄則、日本武士道の本義にも合致す
る。みだりに兵を動かさず、自衛隊員の命を大切にして、24万の自衛隊員とその家
族(100万人)をいつくしみ,渾身の勇をふるってアメリカの圧力から自衛隊員と
その家族を守ってこそ真の為政者であり,大和もののふであると確信いたします。冷
酷なる為政者として日本の歴史に名をとどめるようなことは,決してなさらぬよう心
からお願いするものであります。」

 一つ一つ、花も実もあるお言葉で,自衛隊員の命を案じ、国の前途を憂いうる至情
のほとばしりです。 

 それに貴方も御存じのように、イラクでは抵抗勢力のミサイルによって米軍のヘリ
コプターが撃墜され15名も死亡、さらに、ここ2日間に、占領当局の本部のある旧
宮殿の建物がロケット攻撃させたと聞きました。ブルマー司令官の所在もはっきりし
ていないと言う有り様です。そしてアメリカは来年には大幅な軍隊の引き上げを目論
んでいると言われています。すでにタイの軍隊ばらりでなくスペインの軍隊や外交官
までに逃げ出している始末です。

 だからこそ、アメリカは貴方をおだてたり、おどしたりして、(もっとも、「ブッ
シュ−命」の小泉さんにはそんな手間は必要なのでしょうが)イラク占領の後釜に、
一日早く日本の自衛隊を駐屯させ、アメリカの利権は握り続けたいのです。そこで、
なんとか日本人の手でイラク人を殺させたり、一方貴方は、自衛隊員の戦死者を出さ
せて、「英霊」として靖国神社に祭り上げたいというのでしょうが、これはもう、貴
方自身がイラク、アラブ人や日本人の血を流させることなど屁とも思わぬ確信犯的な
戦争犯罪人になっているのですよ。

 今、イラクには、ヨーロッパと中東で、オサマ・ビンラディンその他のイスラム過
激組織による聖戦の呼びかけに応え、アメリカ主導の占領軍と戦おうと若者たちが続々
とイラクへ向かっていると言われています。そんな中になぜ、日本の自衛隊がイラク
のパレスチナ化の非道な役割を、金と命まで提供させられる必要があるのですか。い
よいよ、選挙あと3日、国民に納得のいくように説明して欲しい。

 察するに、小泉首相は、偽の「改革宰相」の仮面をかぶった時代錯誤の小物政治家
で、本当は日本の政治や経済問題を真剣に取り組むより、ブッシュ大明神にすがって
首相の座に長く留まり、戦時中に似てきたマスコミの堤灯記事のおかげで、オペラ三
昧にふけっていようという極楽トンボではないですか。

 どうか、いかに貴方が”匹夫の勇”にはやるとは言え,日本の歴史、日本人の名誉、
国益(正しくは国民の益)、命、税金、国民の未来など丸で無頓着に、日本を戦争の
火中に丸投げするのと変わりはないのではないですか。自衛隊員を大義なき戦争で,
無名誉ば死に方をさせないで下さい。

 小池市長の「自衛隊法第52条は自衛隊は「我が国の平和と独立を守る」が明記さ
れている。自衛隊員は「日本国憲法を遵守」することを宣誓しているので海外派兵に
賛成してはならない」と言う話を聞いて思い出すのは、マハトマ・ガンジーの唱えた
不服従運動です。
 ガンジーの場合は、植民地国家イギリスの不当な命令には、不服従運動を貫くべし
との教えであったが、自衛隊員の場合は、「我が国の平和と独立を守る」ために入隊
した自衛隊員は自衛隊法からいっても、「こんな自衛隊でなく”多衛隊”としてイラ
クに行くなって嫌だ。”いち抜けた!”と言えないもだろうか。

 とにかく、大義ない戦争に狩りたてられた自衛隊員はイラク、アラブの人を殺して
しまったとき、小泉首相は戦犯第1号の栄誉を担う覚悟はあるのだろうか。また世界
の良識に逆らってこんな悲劇をひきおすことになりかねない自衛隊派遣に血眼になっ
ている小泉首相と石破防衛庁長官を憲法違反と殺人教唆罪で告訴できないものだろう
かと思ってます。

 とにかく、人道にもとる無謀な戦争を引き起こす結果がどんなことになるか、私自
身の体験を報告してこの手紙をおえたい。

 あれは終戦の2、3日前、1945年8月12、3日のことでした。すでに沖縄はア
メリカ軍の手に落ち、広島では「新型爆弾(原爆)が落とされ」との声が聞こえ、ア
メリカの上陸軍との本土決戦が間近かに迫ったと噂されはじめていました,

 その日の午後,飛行機の部品をつくっていた学徒動員の鋳物工場の片隅で,30才
も半ば越えた新兵が突如,古参で横柄だった27才ぐらいの伍長と言いあいになった
とおもったら、いきなりポカポカと殴り合いとなり,この新兵は伍長を組みふせ,
「この野郎!いつも新兵だ、新兵だと馬鹿にしやがって!」と殴り続けました。取り
巻いた4、5人の兵隊は,呆気にとられてみているばかりでした。「上官の命令は朕
(ちん,天皇陛下のこと)の命令」と言われた日本の軍隊の瓦解を示す出来事でした。

 われわれと一緒に鋳物をつくっていた秋田鉱専のお兄さんが「おら,いち抜けた!」
と鋳物の砂をつく金てこの棒をほうり出して,地面に座り込んでしまいました。

 みんな日本が崩壊していくという絶望的な気持に追い詰められているようでした。

 それは,今の日本を象徴していると思っています。小泉首相,貴方の思慮分別のな
いブッシュへの忠誠心が,こんな日本にしてしまったのです。このまま行ったら,事
態はますます悪化していくでしょう。『三文オペラ』としてこの結末を見ている限り
面白いけれど,罪のないイラク人,アラブ人,そして日本人がこれからどれだけ苦し
み,犠牲になるかと思うとこんな非常な芝居は一日も早く幕引きにしたいものです。
そうは思いませんか。選挙に辛勝したところで,貴方の罪は消せませんよ。貴方は,
イラク派兵と言う針の山を登っていくのです。いい加減に目を覚まして下さい。

阿部拝

http://www1.jca.apc.org/aml/200311/36466.html
--------------------------------------------------------------------------------
関連URL

Re: 槌田敦先生の大放談
http://www.asyura2.com/0311/health7/msg/257.html


 次へ  前へ

戦争42掲示板へ



フォローアップ:


 

 

 

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。