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【ローマ井上卓弥】欧州連合(EU)幹部との協議のためイタリア入りしているロシアのプーチン大統領は5日、記者会見し、独立派武装勢力との対立が続くチェチェン問題について「イスラム教徒過激派に対する米欧の対応はダブル・スタンダード。チェチェン紛争を対露貿易交渉での圧力の理由に使うなど、対テロ戦争のパートナーとしての役割を果たしていない」と批判した。
大統領は「(米欧は)アフガニスタンでは(国際テロ組織)アルカイダを危険視しているのにチェンチェンでは同組織の活動に関心を払わない」と不満をぶつけた。
一方、ロシアの石油大手ユコス社長の拘束・起訴については「(露検察当局が)企業解体など国内経済にマイナス効果を及ぼす手段に出ることはない」との見解を表明。「拘束・起訴は当局の判断」との考えを強調し、「旧エリツィン派排除」の政治的意図を問題視する米欧をけん制した。
大統領は同日、ローマ法王庁(バチカン)で法王ヨハネ・パウロ2世と約30分間にわたって会談し、対立が続くロシア正教会とカトリック教会の和解促進に努力する意向を示した。バチカン筋によると、法王が望むモスクワ訪問に関する進展はなかった模様だ。
[毎日新聞11月6日] ( 2003-11-06-11:46 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20031106k0000e030052000c.html