現在地 HOME > 掲示板 > 戦争42 > 135.html ★阿修羅♪ |
|
人道支援の需要調査などのためイラクを訪問中の岡本行夫・首相補佐官は5日夜(日本時間6日未明)、バグダッド市内で記者会見した。日本人がイラク国内でテロの対象になる可能性に言及する一方、「日本の姿勢をイラク国民に見せ続けなければならない。ここで退いてはテロリストの思い通りになる」と述べ、支援方針に変更がないことを強調した。
イラクの治安情勢は米軍大型ヘリが撃墜され、16人が死亡するなど緊張状態が続き、スペインは4日、外交官の引き揚げを表明した。岡本補佐官は、テロ組織の狙いは「米軍や米軍を支援する各国・機関、援助団体を追い出す」ことにあると述べ、「理論的にはイラクから完全撤退しない限り、日本も標的になることは免れない」と語った。
赤十字国際委員会(ICRC)の現地本部が爆破されたように、「国際と名のつく限り狙われる可能性がある」とも述べた。イラク復興支援特措法に基づきイラクに派遣される予定の自衛隊や在イラク日本大使館、援助団体などが攻撃の対象になる可能性もあるとの認識を示した。
一方、自衛隊派遣先の最有力候補とされるイラク南部のサマワ市については「かなり安全な地域と認識している。時々刻々と変化するような所ではない」と話した。また、人道援助は自衛隊派遣とは別に、大都市を中心に地域の偏りなく展開していく方針も示した。
岡本補佐官のイラク訪問は4度目。日本政府による50億ドルの復興支援をどう具体化していくかを探るのが目的。バグダッドや北部のモスルなど大都市を回り、米英暫定占領当局(CPA)のブレマー代表やイラク統治評議会のジャラル・タラバニ議長ら10人以上の要人・軍関係者に面会した。
医療や電力などの分野で日本が協力できる具体的なプロジェクトを話し合った。今後、バスラなど南部の都市を回る。
(11/06 11:17)
http://www.asahi.com/politics/update/1106/007.html