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(回答先: アルカイダ系が犯行声明 トルコ同時テロで(共同通信) −作戦名「イスラムの鉄槌」だって 投稿者 シジミ 日時 2003 年 11 月 22 日 00:05:43)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20031121id26.htm
【イスタンブール=長谷川由紀】トルコ最大都市イスタンブールで起きた一連の自爆テロは、国際テロ組織「アル・カーイダ」の関与が濃厚になっているが、わずか6日の間に2つの大規模テロが起きたことは、国際テロネットワーク浸透の実態を浮き彫りにするとともに、治安対策が比較的手薄な中東最大の国際都市が格好の標的になったことを示している。
トルコ治安当局は、英総領事館などを狙った20日のテロの容疑者数人を拘束した。地元紙によると、自爆した2人は、南東部出身のトルコ人だった。同事件ではイスラム過激派組織「大東方イスラム戦士戦線(IBDAC)」が、アル・カーイダとの共同作戦であるとの声明を発表。また、アル・カーイダ系の組織「アブ・ハフス・アル・マスリ隊」も犯行を認めた。両組織は15日のシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)同時自爆テロでも犯行声明を出しており、当局が関連を調べている。
トルコ治安当局は、同国からの分離・独立を目指すクルド人勢力やイスラム過激派組織の掃討に力を入れてきた。当局は、大部分の組織を解体したとしており、国内組織が単独で大規模テロを実施する力はないとみられている。ただ、組織構成員が多く国内に残っており、今回のテロも構成員がアル・カーイダの指示や資金提供を受けて実行したとの見方が強い。
実際、15日のテロで身元が判明した実行犯2人は同国のイスラム過激派組織に属し、うち1人はイランで爆発訓練を受けていたほか、ロシア・チェチェンへの渡航も確認されている。トルコ当局も、2001年にアフガニスタンの軍事訓練施設でトルコ語で書かれたノートなどが見つかったことから、アル・カーイダなどの国内浸透に神経をとがらせていた。
ただ、世界各国の企業や歴史的観光地が集中する1000万人都市イスタンブールは、外国人を含め人の出入りが激しく、国内の他の地域に比べて治安対策が行き届かない。大量の爆発物を積んだ車両が容易に重要施設に近づけたことが、短期間の連続テロを可能にした。
(2003/11/21/22:46 読売新聞 無断転載禁止)