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http://www.mainichi.co.jp/news/flash/kokusai/20031122k0000m030025000c.html
【シドニー山本紀子】「米軍は沖縄の基地を縮小し、オーストラリアに来るのか」――。豪州メディで米軍基地の再編成が大きな話題となっている。北部の都市ダーウィンに米軍が拠点を置くとの観測記事も流れた。しかし、ヒル国防相は否定。過熱気味のメディアと対照的に専門家の間では「グアムに基地があるのに、さらに南に来る必要があるのか」という懐疑的な見方が強い。
米軍の再配置計画をめぐっては今年5月、米紙が「沖縄の海兵隊を削減し、豪州に基地を移す案がある」と報じた。米政府も世界的な再編計画を進めていること自体は認めている。ラムズフェルド米国防長官の日韓訪問に続いてヒル国防相が訪米したことで、豪州メディアで豪州への基地移転問題が再燃した。
米軍は現在、豪州中部の砂漠に囲まれた都市パインギャップに、通信業務に携わる兵を置く。治安上の理由で人数は明らかにされていない。一部メディアが米軍移転の候補先として報じたダーウィンには豪州軍の空軍基地があり、3000メートルの長い滑走路を持つ。テロの火種があるインドネシアにも近い。
19日、ワシントンでラムズフェルド長官と会談したヒル国防相は「豪州への配置は話題に上らなかった」と述べ、具体的な計画は白紙だと強調するなど火消しに努めた。オーストラリア国立大のバベッジ・ロス教授(安全保障論)は「日韓には北朝鮮の脅威があり、米軍は簡単に兵を削減できない。今の段階では、戦力移転が行われるとは思えない」と話している。
[毎日新聞11月21日] ( 2003-11-21-18:26 )