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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031121-00000511-jij-int
【ワシントン20日時事】来年の米大統領選挙に名乗りを上げている民主党のクラーク元北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍最高司令官は20日、ニューヨークの外交問題評議会で講演し、テロと大量破壊兵器の脅威に対処するため、欧州諸国と新たな「大西洋憲章」を結び、米欧の同盟強化を図るべきだと訴えた。
大西洋憲章は、第2次大戦中の1941年8月に当時のルーズベルト米大統領とチャーチル英首相が発表した世界平和のための共同宣言。クラーク氏は安全保障問題での米欧協調を優先する姿勢を示したが、必要な場合の米単独行動は排除されないとの見解も明らかにした。
しかし、クラーク氏はブッシュ大統領の単独行動主義を強く批判し、「米国と友好国の間に『鉄のカーテン』が下ろされている」と述べ、冷戦時代の東西対立を表したチャーチル氏の言葉を使い、米欧の亀裂に懸念を表明した。 (時事通信)
[11月21日13時1分更新]