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先の「逆十字軍」の投稿で紹介した本の詳細です。タイトルは「冒険投資家・ジム・ロジャース・世界大発見」、版元は日経。ジム・ロジャースは、一時、話題になったヘッジファンドの運用会社、クォンタムファンドの創業者ですが、37歳で引退し、コロンビア大学の教授などをしながら、世界を放浪しているようです。竹中や榊原を始めとするわが国の「金融工学オタク」のトッチャン坊やどもとは違って、実に柔軟かつシャープな「ものの見方」をしています。ダブヤのことなど「通貨の切り下げと、貨幣価値の下落の違いも分からない」「テキサスのどこかの都市のストリートを肩で風切手のし歩いているチンピラ(まあ、渋谷あたりのチーマーみたいなものでしょうか)が間違って大統領になってしまった」と切り捨て、かの「真紀子節」も真っ青の切れ味。この辺が米国の奥深さでしょう。日本の経営者には、小泉を一刀両断に切って捨てられる大物など皆無ですからね。かの奥田や御手洗でも奥歯にモノのはさまったようなことしかいわない。民主党の大統領候補に多額の献金をする、と表明しているソロスも、時の最高権力者、ダブヤなど気にもしていない。もっともダブヤなど「腹話術の人形」なのかも知れませんが。
中央アジア諸国の行き詰まりについて、ロジャースが具体的にコメントしているのはトルクメンスタンで、ニヤゾフ大統領は、何と、1〜12月の呼称を変え、自分の母親の名前をつけた月や自分のヘタクソな詩集の表題をつけた月を作って、「この暦を使え」と国民に強要しているとか。まあ、ミニミニスターリンが蛮居しているようです。
トルコについてもなかなかうがった評価をしています。しかし、トルコでの爆弾事件もよく分からない。モサドかCIAの仕業という気もしますね。