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http://satellite.nikkei.co.jp/news/main/20031120AT2M2001W20112003.html
【ロンドン=森安健】ブッシュ米大統領は20日のブレア英首相との会談後の記者会見で、イラク駐留米軍の規模について「どんな規模であろうと、イラクの安定化に必要なだけ駐留させる」と言明した。さらに「今より少なくなるかもしれないし、現状維持かもしれないし、増やすかもしれない」とも語り、たとえ増派してでもイラクの治安回復を目指す考えを示した。
ブレア首相は「イラクはテロ戦争の主戦場だ。フセイン元大統領の仲間がイラクを制覇する前にテロリストを打倒しなければならない」と同調し、イラクの安定化を見届けるまで駐留すると強調した。
米国は現在、イラクに13万人の軍を駐留させている。来年5月には10万人程度に縮小し、減少分をイラクの治安維持部隊(軍や警察)で補う考えだ。大統領の発言は計画の見直しもあり得ることを示すものだが、増派に対する米国民の反発は強く、来年の大統領選を控えて、大統領は難しい決断を迫られる。 (23:11)
関連リンク: (「イラク戦後情勢」参照)