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(回答先: ブッシュ大統領、民主主義国家の結集呼びかけ(日本経済新聞) −「中東の心臓部に自由なイラクを確立すれば、世界民主化革命の分岐点になる」 投稿者 シジミ 日時 2003 年 11 月 19 日 23:30:38)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20031119i113.htm
【ロンドン=永田和男】英国訪問中のブッシュ米大統領は19日、ロンドン市内で外交演説を行った。
大統領は「地球規模のテロの危機は地球規模での対応を迫っている。国連の信頼性が問われている」「国連は危機から目をそらさず行動を起こすことが重要だ」などとイラク復興における国連の役割を強調した。米軍主導の多国籍軍がイラクの治安対策で手こずる中、国際協調路線に踏み込むことで事態の打開をはかる方針を打ち出したものだ。
演説でブッシュ大統領は、安保政策の機軸として、〈1〉効率的で強力な国際機関と同盟を支持〈2〉平和を守るため武力行使が必要な場合がある〈3〉民主主義の価値を中東を含め世界に拡大――という「3つの柱」を掲げた。国際機関との協調を第1点に挙げたことが注目されるが、大統領は「国連は決議を採択するだけでは十分でない」とも述べ、現在の国連が国際紛争に対処する能力に不満を表明した。
一方で大統領は、大量破壊兵器やテロの脅威に対しては「軍事力で対抗しなければならない時がある」と言明し、改めてイラク戦争の正当性を強調した。
さらに「テロによってわれわれが後退し、撤退すると考えているとすれば間違いだ」「イラクの民主化が失敗すれば、人々は再び悲惨な状況に陥ることになる」などと、イラクでの民主化実現という目的を達成するまで米国がイラク関与を続ける意思を明示した。
欧州に乗り込んだ機会をとらえたこの日の演説は、イラクでの治安の悪化で国際機関や各国の人的協力が得られにくくなるという米国の不安を背景に、欧州諸国の協力を促したい事情が透けて見える。
演説は、17世紀末に大火に見舞われたホワイトホール旧王宮内で唯一消失を免れた建物として知られるバンケティングハウスで行われた。ロンドン市内では19日もイラク戦争に抗議するデモが各地で行われ、警察は厳戒態勢を敷いた。
(2003/11/20/01:33 読売新聞 無断転載禁止)