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http://www.asahi.com/international/update/1119/012.html
19日付のアラブ圏の有力紙アルハヤトは、イラクの旧フセイン政権の支配政党バース党から電子メールで届いたとする声明を掲載した。イラクで活動する外国軍や国際機関はすべて攻撃の対象になると警告している。
電子メールには「バース党政治メディア出版局」の名と、17日の日付があり、同党が9月に出したという文書「抵抗への政治・戦略的方法」も添付されていた。
この中で、抵抗運動はバース党によって指揮されているとし、同党のほか、旧フセイン体制の精鋭部隊だった共和国防衛隊や民兵組織「サダム殉教者軍団」などがアラブ義勇兵とともに「イラク解放」のため一致して戦っていると主張。外国軍や国連などのほか、いかなる組織もイラクに展開すれば、米英両国の占領に協力することになり、攻撃の標的になるとしている。
また16日にアラブ圏のテレビが放送したフセイン元イラク大統領の声明にも言及。声明と同様、「米英は袋小路に入った」と批判したうえで、米政府がイラク人への主権移譲を来年6月に完了すると発表したことについて「彼らはイラクから出ていこうとしない。統治評議会を操り、外国の協力を得ようとしているだけだ」と非難している。
(11/19 19:57)