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東京へのテロなんて朝飯前だろう
http://www.janjan.jp/government/0311/0311188704/1.php
2003/11/19
自衛隊のイラク派遣が危ぶまれるなか、国際テロ組織アルカイーダの指導者を名乗る人物が、ロンドンのアラビア語雑誌に「東京へのテロ予告メール」を送りつけてきたと17日、外電が報じた。
「イラクに(自衛隊を)派兵するならば、東京の心臓部に攻撃をかける」(ロイターより要約)という。彼らが本気で東京にテロをかけようと思えば、いとも簡単朝飯前の仕事だろう。世界各国見渡しても日本ほど無防備な国は見当たらない。国民は紛争、テロを全く他人事ようにしか考えていない。
テロの震源地ともいわれるパレスチナ紛争を抱えているイスラエルは、世界一安全対策(セキュリティ)が厳しいといわれている。
テルアビブ空港(日本の成田空港にあたる)では旅行トランクを開けるどころか、下着まで裏返すなどして隅々まで徹底的に調べる。口答質問で、警備員がわずかでも腑におちないところがあれば、1時間以上も尋問する。
街ではマクドナルドに入るのにも、ガードマンから金属探知機でチェックされる。政府機関、公共機関は簡単に自動車が突っ込めないよう幾重にもコンクリートで車除けが設けられている。
それでも自爆テロは尽きず、市民が死傷する。
トルコ・イスタンブールで15日、起きたユダヤ教礼拝所爆破は、テロ対策では世界一厳しいといわれるモサドの諜報員がいるところを狙われたのだ。これを考えれば、テロリストは日本の警備をくぐり抜ける位は、寝ぼけまなこでもできるだろう。
自民党本部や霞ヶ関の官庁は、せいぜい警察官かガードマンを立たせているくらいだ。車除けも移動式の鉄柵だ。
国民も紛争、テロに無知である。昨年4月から5月にかけてパレスチナ自治区のイエス・キリストゆかりの教会(聖誕教会)に武装組織が35日間にわたりたてこもり、イスラエル治安部隊と銃撃戦を繰り広げる事件があった。EU(ヨーロッパ共同体)の仲介などにより、武装勢力はギリシャに行くことでようやく落着したのだった。
ところが銃撃戦のさなかに日本のバックパッカーが、このイエス・キリス トゆかりの教会を訪れたのだ。彼ら(確かカップルではなかったか)は事件を全く知らなかったという。
日本という国は政府から国民にいたるまで「ウチは(イスラム過激派の)テロには遭わない」とタカをくくっているフシがある。いざ起こってみたら小泉さんはそれでも「自衛隊をイラクに派遣する」と言えるだろうか。
(田中龍作)