現在地 HOME > 掲示板 > 戦争41 > 945.html ★阿修羅♪ |
|
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/world/no_war.html?d=27yomiuri20031027id24&cat=35&typ=t
反戦Tシャツ禁止は違憲、米連邦地裁で高校生が勝訴 (読売新聞)
【ニューヨーク=河野博子】イラク戦争前に反戦Tシャツの着用を禁じられた米ミシガン州の高校生が、学校を相手取り、「言論の自由を保障した米憲法に反する」と、着用禁止の差し止めを求めていた訴訟で、この高校生の訴えを認める判決がこのほど出された。
学校側は差し止め命令に全面的に従う方針。ニューメキシコ州でも、戦争をめぐる議論をクラスで行うなどして停職処分を受けた教師ら3人が教育当局を訴えていた問題で、和解が成立した。戦争を目前にした教育現場での“思想統制”に、明確な「ノー」が突きつけられた格好だ。
高校生は、デトロイト郊外にあるディアボーン公立高校3年のブレトン・バーバーさん(17)。ブッシュ大統領の顔と「国際テロリスト」という文字が印刷されたTシャツをインターネットで購入して着用した。今年3月、未成年のため母親との連名で、同校と校長を相手取り、デトロイトの連邦地裁に提訴した。
今月1日に出された判決は、「暴力などで学校生活が成り立たなくなる事態が予想される時にのみ、生徒の言論の自由を規制できる」として、同校の場合、そうした状況はなかったと結論づけた。「学校は政治的議論を行う場として不適」とする被告側の主張についても、「様々な考えや意見の表現を通し、他人の意見への寛容さを学べる」と一蹴(いっしゅう)した。
今年4月、「戦争だからといって人々が政府の政策に反対できる言論の自由を放棄したのでは、国の成り立ちを拒否することになる」と言っていたバーバーさんは判決後、本紙の電話取材に対し、「最近、君が正しいことが分かったと言ってくる仲間が大勢いる」と喜びを語った。
一方、ニューメキシコ州では、反戦ポスターなどを教室から取り除かなかったなどの理由で、2日間の停職やけん責処分を受けた公立高校3校の教師2人とカウンセラー1人がアルバカーキ教育庁を提訴。教育庁が停職2日分の給料を支払い、けん責処分を撤回することで和解が成立した。
[ 2003年10月27日23時36分 ]
参照:イラク戦争(7) 「愛国」の名の下に制限されていく自由(1)
http://www.getglobal.com/war/iraqwar7.html