現在地 HOME > 掲示板 > 戦争41 > 871.html ★阿修羅♪ |
|
【ソウル=豊浦潤一】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の外務省報道官は25日、北朝鮮に対し文書による「安全の保証」を与えることを検討するとしたブッシュ米大統領の提案について、「考慮する用意がある」と述べた。
同通信記者の質問に答えたもので、朝鮮中央放送などが臨時ニュースで報じた。6か国協議に向けた北朝鮮の初の前向きな姿勢だ。
北朝鮮はこれまで、同提案を「一顧の価値もない笑止千万な主張」と拒否し、米朝不可侵条約締結を求めていた。今回前向き姿勢に転じたのは、各国からの圧力をかわすとともに、米国から「安全の保証」提案で一層の譲歩を引き出す狙いがあると見られる。
報道官はさらに、この立場を「ニューヨークのチャンネルを通じて米国側に伝達し、米国の真意を確認している」とした。
ただ報道官は、米提案を考慮する条件として「(提案が)わが方と共存しようという意図から出たもので、同時行動原則に基づく一括妥結案を実現する上で肯定的な作用をするものである」ことが必要と主張しており、米朝の差は依然として大きい。また、6か国協議再開に関しても「(米国が)同時行動原則を受け入れようとする意志が確認されない限り、現状で6か国協議について語るのは時期尚早だ」と述べている。
(2003/10/26/01:25 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20031025it16.htm