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米国ネオコン派は、チェイニー副大統領を中心にして、更に中東のイスラム制圧の戦争拡大に向うとの説「EIR」
http://www.pavc.ne.jp/~ryu/
投稿 平成15年10月24日23時25分
太田龍の時事寸評
平成十五年(二〇〇三年)十月二十四日(金)
(第七百四十回)
○「EIR」誌、二〇〇三年十月十七日号、四十、四十一頁。
ジェフリー・スタインバーグ。
「クリーン・ブリーク」への復帰。
新中東戦争を推進する、チェイニー(米副大統領)とその背後の勢力。
○ここで、「クリーン・ブリーク(Clean Break)」とは、一九九六年に、
米ネオコン派によって起草された、悪名高い文書である。
○これは、直訳すれば、クリーンな(汚くない、きれいな、清潔な)突破
(ブリーク)、と成る。
○この一九九六年の文書は、
(1)ヤセル・アラファトと、パレスチナ現政府を破壊せよ。
(2)米国を使役して、イラクのサダム・フセイン体制を打倒せよ。
(3)サダム体制を排除したのち、シリアに対して戦争を開始せよ。
(4)イラクとシリアのバース党政権を打倒したのち、それを、全アラブ
世界の民主化へと発展させよ。
(5)更にそれを、イラン、サウジ・アラビアに対する軍事行動に
推し進める。
(6)究極の目標は、エジプト(の占領)である。
と、要求したと言う。
○この「クリーン・ブリーク」文書の主たる起草者は、ネオコン一味の、
(1)リチャード・パール
(2)デービッド・ウームザー、
の二人。
○そして、この十月、そのデービッド・ウームザーが、米国国務省から
米副大統領チェイニーの事務所に移動した。
この事実は、きわめて重要な意味を有する、
と、ジェフリー・スタインバーグ論文は述べる。
○つまり、この人事異動は、
米国政府(その中枢のネオコン)が、今の泥沼的状況を、より
強硬な中東での戦線拡大によって突破する方針を採用した、ことを
意味すると。
○一九九六年のネオコン「クリーン・ブリーク」文書のうち、
(1)と(2)は達成された。
次は、(3)の対シリア戦争だ、と言う。
○その次は、全アラブの民主化へ向けて踏み出せ、と言う。
それはまず、イランを核ミサイル攻撃で脅迫し、そしてイランの体制
変革、そして、サウジアラビアの油田地帯の米軍による戦争。
○チェイニー副大統領の下には、既に、ネオコン派の有力な幹部
(リビー女史)が配置されて居る。
リビー女史に、ウームザーを補強して、米ネオコン派は、米国を
更にもう一歩二歩、中東武力占領の拡大へ向けて行く方針、と言う。
(了)
〜ラルーシュ氏について
Re: しかしラルーシュ氏の本来の意図が、露呈しうるのはもう少し先でしょう。
http://www.asyura2.com/0311/war41/msg/615.html
投稿者 乃依 日時 2003 年 10 月 22 日
Re: リンドン・ハーマイル・ラルーシュ・ジュニアについて
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/151.html
投稿者 スーパー珍米小泉純一郎
Re: リンドン・ハーマイル・ラルーシュ・ジュニアについて
http://www.asyura2.com/0311/dispute15/msg/190.html
投稿者 支配者への手紙 日時 2003 年 10 月 22 日