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イラク戦争後、アメリカがイラクでてこずっている間に、イスラエルがその中東支配の共同作戦のバトンを受け取り、中東の戦力バランスを急速に塗り替えている。
(日本の新聞社もYahoo Japanもイラクとパレスチナ・テロの事ばかりで、イラク戦争後の中東の戦力地図の激変を追いかけていない)
米国製巡航ミサイル「ハープーン」を潜水艦発射用の核弾頭搭載型に改良と、イスラエル製の早期空中警戒管制レーダーシステム「ファルコン」のインドへの10億ドルの売却取引だ。いずれもこの10月10日前後に明らかになった。
英紙フィナンシャル・タイムズは10月11日、イスラエルが米国から供与された米国製巡航ミサイル「ハープーン」を潜水艦発射用の核弾頭搭載型に改良したと報じた。ブッシュ米政権高官とイスラエル当局者が明らかにした。
イスラエルはすでに200個の核弾頭を保有している。
12日付け英紙ガーディアンによれば、巡航「核」ミサイル搭載の潜水艦はペルシャ湾と地中海に配備するのがイスラエルの核政策。巡航ミサイルシステム立ち上げの秘密実験は、インド洋で実験が行われた2000年5月に着手したものとされている。
http://observer.guardian.co.uk/international/story/0,6903,1061381,00.html
ロサンジェルス・タイムズのインタビューを受けたアメリカとイスラエルの当局者によれば、海からのミサイル発射は、核兵器開発を進めているといわれるイランに対して、今まで以上の攻撃能力をもたらすという(同上記事)。
(イスラエルが中東でいちばん恐れているのは、核兵器開発を進めているとされるイラン)
「これにより、イスラエルは空陸に加え海中からの核攻撃能力を獲得、核抑止力を飛躍的に高めることになる。」(10.12 時事通信)
1981年にイラクの原子力施設を先制攻撃で空爆したイスラエルだが、中東戦争の歴史をひも解けば、1973年にはシリア、エジプトから先制攻撃をかけられ第4次中東戦争になっている。
ブッシュ政権の軍事ドクトリンは(小型)核兵器を使った先制攻撃を認めるものだが、イスラエルも同様のドクトリンだ。ロシアのイワノフ国防相もアメリカに対抗し、先制攻撃を容認し(小型)核兵器使用も検討する軍事ドクトリンを打ち出している。
http://bbs5.otd.co.jp/577859/bbs_plain?base=41&range=1
イスラエルの軍事戦略(1)
http://www.d5.dion.ne.jp/~y9260/syria.1.html
シリアの大量破壊兵器開発
http://www.asyura2.com/0311/war41/msg/468.html
DOMOTO
http://www.d5.dion.ne.jp/~y9260/hunsou.index.html