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どなたか、「危険だ」とか言ってましたが、ちょっと必要があるので、阿修羅に載せさせて頂きます。
「EIR」誌の見方。ネオコン一派は韓国の体制変化を引きがねとして全東アジアの動乱を狙うと。 投稿 平成15年10月21日23時01分 |
太田龍の時事寸評 平成十五年(二〇〇三年)十月二十一日(火) (第七百三十七回) ○「EIR」、二〇〇三年十月二十四日号、 「韓国の」盧大統領が“体制変化”を避けるためになすべきこと」。 キャシー・ウォルフェ。 ○この論文の内容を、以下の如く、要約する。 (1)韓国のすべての政治勢力は、現在、進行中の深刻な韓国政治危機 の性質が、国内的なものであると見なして居るが、これは致命的な 誤りである。 (2)今現在の韓国の政治危機は、米国の国家中枢に居る、ネオコン一派に よって、人工的に、計画的に演出され、推進されて居るものである。 (3)米国ネオコン一派の中期的目標は、中国、朝鮮半島、日本を含む、 東アジアの不安定化である。 (4)そして、この中期作戦目標実現のための引きがね、と成るべく、 北朝鮮の金日成金正日体制派温存、利用される。 (5)米国政府は盧大統領に強い圧力を加えて、イラクに派兵させる。 (6)すると、盧大統領のもっとも主要な支持基盤たる、親北朝鮮は学生 左翼勢力は、盧政権に対する強力なイラク派兵反対闘争を展開する であろう。 (7)かくして盧政権は崩壊の危機に直面する。 (8)そのことは、北朝鮮金正日体制を孤立化させ、それを著しく弱体化 する。 (9)かくして米国ネオコン一派は、北朝鮮に対して積極的に介入し、 (10)そしてこの朝鮮半島の動乱に、日本、中国も巻き込まれる。 ○この要約は、キャシー・ウォルフェ論文のそっくりそのままの内容では ないが、概略、その趣旨はこの通り。 ○「EIR」誌は、一九九五年頃から、一貫して、英国寡頭権力が、東アジアの 不安定化を策動中、との警告を発して居る。 ○前出、キャシー・ウォルフェ論文は、その延長線上のものとして読まなければ ならないであろう。 ○米国国家中枢のネオコン一派の中期的作戦計画は、 (1)韓国の体制変化(盧政権の崩壊) ↓ (2)北朝鮮金正日体制変化。 ↓ (3)朝鮮半島の大動乱。 ↓ (4)東アジアの不安定化の促進。 だと言う。 ○「EIR」誌は、韓国の盧大統領が、米国ブッシュ政権の脅迫に屈する ことなく、それを拒否せよ、と言う。 ○この中期計画の終点は、当然のことながら、→ (5)中共中国大陸の動乱へ、 と成ると言う。 ○この件は、続報する。 (了) ●[注] ○十月末〜十一月上旬、リンドン・ラルーシュの韓国講演旅行。 ○そのあと、十一月十二日(水)午後六時〜九時。 文京区民センター三階C会議室にて、 キャシー・ウォルフェさんの話を聞く会。 会費 千円 主催 日本義塾。 |