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Re: 暗〜いノルマン・ゲルマン的要素
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投稿者 戦争屋は嫌いだ 日時 2003 年 10 月 20 日 20:12:20:d/vusjnSYDx0.

(回答先: 貴重原文感謝。早速拝見。英文転送せり。Re: マハティール発言の真相 投稿者 木村愛二 日時 2003 年 10 月 20 日 11:28:52)


イルミナティやルシファーの話は印象としてはありそうなことだとは思いますが、物的証拠がいまいちですね。それに仰るとおり無責任な「とんでも」的言説が流布しているのも困りものです。

王室に関する限り英国は明らかにノルマン=ゲルマンの系統で、アングロサクソン(これも元々はゲルマンだが)をはじめとする一般的Britishからは、実は(体臭が違う)よそものと思われています。英国王室が伝統的に(機会を捉えては)キルトをはいたり、バルモラル城に頻繁に足を運んだりして、スコットランドとの係累・出自(故皇太后は確かにスコットランド人だった)を強調するのも、この辺の事情が背景にあるとにらんでいます。ちなみにチャールズ皇太子の風貌は典型的ノルマンなのだそうです。英国ではバイキング・ノルマンのイメージは「侵略者・悪党」です。ヴァージン航空のRichard Branson(スウェーデン系)などは典型的英国人からは「あのあこぎなバイキングが」と言われています。ノルマンは英国を侵略した唯一の外国勢力(ノルマン・コンクェスト)であるのがその不人気の理由かもしれません。

王室は一応英国国教会の首長とされていますが、王室内部で伝統的にどのような信仰が奉られてきたかは秘密、さらに歴代の国王がメーソンであったことは事実です(エジンバラ公もそうです)。ただしチャールズは故皇太后の影響で熱心なプロテスタントといわれ、メーソンへの加入も拒否したといわれています。

キリスト教がヨーロッパに流布する以前にあった土着宗教・信仰は、地中海沿岸のカトリック地域(ある意味でいいかげん)では、マリア信仰(元来は地母信仰)のような形でうまく吸収されましたが、ゲルマン・ノルマンにおける北方神話などは、北欧において厳格・潔癖なプロテスタントが支配的となったこともあって、キリスト教の内部に居場所はなかったはずです。従って地下に潜行せざるをえなかったと思います。これが王室を中心とした支配階級に「血」として脈々と受け継がれていることは、(証拠は関知しないが)十分ありそうですね。

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