現在地 HOME > 掲示板 > 戦争41 > 427.html ★阿修羅♪ |
|
17日、イラクで4人の米兵が殺され、15人以上が負傷した。これで5月1日にジョージ・ブッシュが宣言した戦闘終結宣言以降、戦闘で100人を超える米兵が殺された。同じ期間に英国の軍隊では11人が命を失った。(ルモンド)
バグダッドの南110キロにあるシーア派の聖地ケルバラでは、シーア派民兵の攻撃によって3人の米兵と2人のイラク人警察官が殺された。
「これは挑発によって起こった攻撃ではない]と、米軍のマノス司令官は言う。
あるイラク人警察官によれば、マフムド・アル・ハッサニ(シーア派の聖職者)の民兵が、米軍によって武器の携帯を禁じられていたのだが、夕刻になっていきなり砲火を開き、アメリカのある高位の軍人を殺した。交戦は一晩中続いた(AFP)
急進的シーア派のモクタダ・サドルは、演説の中で、「米国はシーア派を分裂させようと試み、シーア派独自の政府樹立の計画を潰そうとしている」と非難した。(AFP)
米国は木曜日、国連安保理でイラクに多国籍軍を派遣する決議案を可決させた。しかし、民族自決を推進しようとしているイラク人は、この決議は一時的にしか受け入れられないと主張している。
「理想的にはイラク人のみによる政府を望んでいるが、今の時点では不可能であることは分かっている」と一人が言えば、もう一人は「それが米軍であろうと多国籍軍であろうと、すべて占領軍だ」と言明した。(AFP)
決議案の採択は、しかしながら、日本の形ばかりの軍隊(corps symbolique)の派遣を除けば、軍事協力の即時提案を生ずるものではない。反対に、多くの国はすでに軍隊は派遣しないと言明している。とりわけフランスとドイツは、軍事参加と追加的財政援助の条件が満たされていないと考えている。
金曜日、アルジャジーラテレビのインタビューで、ロシアのウラジミール・プーチンは、同様に軍の招集兵を派遣する用意はないと語った。同じくパキスタンは、ワシントンから多国籍軍に協力する最も主要な国の一つと見なされているにもかかわらず、軍隊の急遽派遣を拒否したままである。ムシャラフ大統領は、「イラクの国民がムスリムの軍隊を要請し、また他のイスラム諸国が参加の意思を示さない限りは派遣しない」と言明した。
よって米国は、国連における外交的勝利にもかかわらず、イラクへの軍隊の増援をさらに長期間待たねばならないだろう。(ルモンド)
今まで米軍を待ち伏せ攻撃していたのはもっぱらスンニ派の過激グループと見られていたが、今回のようにバグダッドの南で、フセインに反抗していたシーア派が、今度は米兵に対して先鋭的攻撃を始めたのは新しい事態と言える。(18日米ABCテレビ)