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ハバナ・ラジオによるチョムスキーへのインタビュー
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投稿者 あっしら 日時 2003 年 10 月 17 日 20:54:46:Mo7ApAlflbQ6s


2003年9月14日

翻訳:寺島隆吉+岩間龍男、公開2003年10月6日

 これはマサチューセッツ工科大学のノーム・チョムスキー教授との電話インタビューで、バルニエ・ダウヤーによってwww.cubadebate.のために2003年8月28日に行われた。合意していたインタビューのテーマは「企業ジャーナリズム」であったが、他のよいインタビューと同じように、話題は他の多くのテーマにまで広がった。いつものようにお馴染みの厳しい政治的な分析がチョムスキー教授によってなされた。(ハバナ・ラジオ)
 話題1「『アホでマヌケなアメリカ白人』はメディアの新しい動きを示すものか」、話題2「米国はなぜ弱小国キューバに対してテロ行為を続けているのか」、話題3「ブラジルを代表とする南米の新しい動きをどのように評価したらよいのか」(寺島)

 

べルニエ・ドワイアー:

『大衆を欺く兵器』Weapons of Mass Deceptionや『愚かな白人』Stupid White Men[邦訳『アホでマヌケなアメリカ白人』柏書房、2002]のような2,3の新しい人気のある本が出版されました。これらは企業メディアに取って代わることができると、あなたはお考えですか。

チョムスキー:

そうは思いません。それらは企業メディアに取って代わろうとしているのではありません。それらは企業メディアがどのように機能するのかについて書かれた多くの本の一部にすぎません。そして米国では現在までに、私の知っているどの西側の国より多くの、企業メディアに関するかなり重要な大衆運動があります。[弱小のオールタナティブなメディアは無きに等しいので] 企業メディアは事実上、米国内のすべてのメディアですし、それは一種の宣伝システムとして機能しています。

 また、限られた相違さえもなくすために、ますます少数者の掌中にメディアを集中させようとしていますが、それに反対する多くの大衆運動があります。あなたが言われた先ほどの本は、その多くのものの二つにすぎません。その本は企業メディアにたいする批判的な文献ですが(そして私も企業メディについて書いたことがありますが)、まだ企業メディアへの代替物とはなっていません。それは現在進行中の努力の一部で、代替物を作ったり、より誠実な方法で代替物を機能させようとしているのです。

べルニエ・ドワイアー:

最近のイラク戦争と現在の米国の占領は主流の報道機関から完全に支持を受けました。これはメディアがブッシュ政権の政治的一翼になっているからです。そのことは全ての制約を超えて報道機関の力を拡張するものとなっているのではないでしょうか。

ノーム・チョムスキー:

 それに答えるのは難しいですね。もちろん独立系の報道機関はそのようには機能しません。その点ではあなたは全く正しいのです。

報道機関は本質的に国策の手段となりましたが、そのことについては目新しいことは何もありません。そういったことは、ほとんどすべての軍事的対立だけでなく実際、一般的な対立の時にも起こります。報道機関は国家=企業の枠組みの中で機能する傾向が圧倒的に多く、国家と企業は密接につながっています。

 ベトナム戦争中、この戦争は何年も続いたことをご記憶だと思いますが、報道機関はほとんど完全にその戦争を支持していました。戦争の終り頃、その戦争が米国と実業界に高くつくものになり始めた時、それがどれほど高くつくのか等々についての臆病な批判をするようになりました。

その戦争が[間違っているという批判ではなく] 高くつきすぎるという批判は、現在も見られるものです。どれだけ過去に遡っても同じ現象が見られます。第1次世界大戦も同じでした。他の国々でもほとんど同じ事があります。

 マスメディアや実業界や知識人の世界は、一般的に集中した権力を支持する傾向があります。その集中した権力は米国では国家と企業の権力です。そして同じ事がキューバの問題についても言えます。例えば、1959年以来のキューバでの米国のテロリズムの歴史について、ほとんど誰も知りません。

テロリズムは意味不明の言葉です。誰もがそれについて話をします。しかし次のような事実に気づいている人を、1000人に1人あるいは10万人に1人も見つけられないでしょう。その事実とは、ケネディ政権が現在も行われている(キューバに対する)テロ作戦を強化し、ほとんど最終核戦争になりかけた所までいってしまい、それ以後もそれが続いていることです。実際、そのテロ作戦は今なお続いています。ほとんど誰もそのことを知りません。それは報道されないからです。

 

べルニエ・ドワイアー:

 米国のメディアはいくつかの国を、テロ国家、あるいはテロリストをかくまっている、あるいはテロ攻撃の犯人であるという烙印を押しました。キューバ自身が他のどの国よりもテロ攻撃に苦しんできたことが分かっている時に、キューバも、そのような国のひとつに分類されてきました。キューバに対するこれらの告発をあなたはどれくらい深刻なものと受け取っていますか。[キューバがテロ国家であるという]ドラムを打つ音はますます大きくなっているのでしょうか。

チョムスキー:

 いつより大きいということでしょうか。ケネディ政権がキューバに侵略した時よりは大きくはありません。このキューバ侵略の時、マングース作戦が始められ、世界を実際に破壊するミサイル危機にまで至りました。

しかし、確かにそのドラムを打つ音は勢いを増しています。米国が他の国をテロリスト国家だと分類できることは、全く驚くべきことです。なぜなら、米国が明らかにテロリスト国家であることは秘密のことではないからです。

 米国はその国際テロリズムを国際司法裁判所から非難されたことのある世界で唯一の国です。国際司法裁判所が使った言葉は、ニカラグアに対する米国の戦争での「不法な軍事力の使用」でした。それは国際テロリズムです。その判断を支えるふたつの安保理決議がありました。米国はもちろんその決議に拒否権を発動しました。そしてそれは小さなテロ戦争ではありませんでした。それは実際ニカラグアの国を破壊しました。

キューバに対する米国のテロは1959年以来現在まで続いています。その一方で1959年以来、キューバをテロ国家だとする大きな宣伝作戦を実行し[米国内では]キューバをテロ国家とするレッテル貼りに成功しています。それは60年代に勢いを増し、実際70年代にはピークに達しました。それはきわめて驚くべきことです。

 しかし、米国のメディアと知性のある新聞と知性のある意見などを注意深く調べてみると、この異常な事態に関する言及は何も見つからないし、このことについて何か変だと示唆する言葉すら見当たりません。しかも、もしウオルター・ラカーやその他の尊敬を受けている学者のような人々による、テロリズムについての学問的な文献やその索引を見るならば、キューバがしばしば話題にされていることに気づきます。

そしてページ索引を見るならば、そこに述べられていることは、キューバがなんらかのテロ行為に関係してきたかもしれないという疑いを抱かせるものです。しかしキューバに対する米国のテロ作戦については、たいへんによく記録された事実があるのに、それへの論及は決して見つからないのです。

 そして、そのことは論議を呼びません。私たちにはそのことについての大量の機密リストから除かれた政府文書があります。そのことについての広い学問的研究はありますが、そのことが一般大衆の話題とはなりません。それはメディアだけでなく知識人の世界の非常に驚くべき「業績」です。そのことはヨーロッパにおいてもそれほどの違いはありません。もし英国で調査を行ったならば、おそらくほとんど同じことが分かるでしょう。

べルニエ・ドワイアー:

 米国とその国民はキューバからの脅威は何もありません。キューバは脅威ではありません。それでは何故米国政府はキューバに対してそのような排他的なことをしているのでしょうか。

チョムスキー:

 米国は立派なことに非常に自由な国です。おそらく多くの点で、世界で最も自由な国でしょう。その結果、国家内部文書の豊かな記録を手にすることができます。

私たちは高度の機密文書の豊かな記録を手にすることが出来まし、その記録があなたの質問への答を出してくれます。それが米国民主主義の業績です。ところが、そのことについて知る者はほとんど誰もいないのです。それが米国民主主義の失敗です。

 情報は学術文献としてそこにあります。機密リストから除かれた記録の中にあります。そしてそれがあなたの質問にたいへん明確に答えてくれます。したがって、例えばケネディが政権を引き継いだ時、即座にラテンアメリカ・ミッションを組織したことも、その文書で分かります。ラテンアメリカはケネディ政権の政策の中心となることになっていました。

その政策は有名な米国の歴史家アーサー・シュレジンジャーによって指導されていました。というのは、彼は大統領の顧問であったからです。シュレジンジャーのラテンアメリカ・ミッションについての報告は、この近年、機密文書から除かれたのですが、それによると、そのミッション(作戦計画)はケネディに、キューバ政府を転覆する重要性を説明しています。

 その理由を実際に[文書から]引用してみると、彼らはカストロの考えが広がることを懸念していました。というのは、国家の主権を自分たちの手に取り戻すというもので、よく似た問題に直面して、貧困に苦しんでいる半球[中南米]の人々に大きな魅力を与えることになる恐れがあったからです。米国はそのような考えが広がらないことを望んでいます。

機密リストから除かれた記録を手掛かりとすれば、CIAと情報局の次のような記述が見つかります。すなわち、キューバが150年にもわたって米国の政策に如何にうまく抵抗してきたか、それが如何に米国にとっては問題だったか、についての記述です。それはモンロー主義との関係です[モンロー大統領が1823年に宣言。欧州諸国による米大陸への干渉拒否する宣言。後で西半球での米帝国主義を正当化するのに使われた。(「英辞郎」より)]。

当時、米国はモンロー主義を実行するほど十分な力を持っていませんでしたが、そのモンロー主義は、「米国は半球で支配的な勢力になるだろうがキューバだけがそれに服従していない」と述べていました。150年にもわたって[米国の]政策にたいして首尾よく抵抗してきたのですが、それは米国にとっては我慢のならないことです。彼らはそのことを明確に表明しています。

彼らはキューバによる侵略あるいは転覆あるいはどんなことも。彼らが心配しているのはキューバによる所謂「首尾よい抵抗」です。それはキューバ人に限ったことでなく、一般的に言えることですが。

 1954年、米国はグアテマラ政府を転覆しました。再びここでも機密リストから除かれた文書の豊富な記録がありますが、その時の機密文書の説明によれば、グアテマラの脅威はその最初の民主的な政府が圧倒的な大衆の支持を受けていたことでした。

グアテマラ政府は小作農を動員して、社会改革を実施していました。これは同じことを望む周辺諸国に魅力のあるものとなりそうでした。そしてこれも米国には我慢のならないことでした。もしこれを許せば半球全体の米国支配の枠組みが崩れてしまうからです。

 このことは東南アジアや世界の他のところでも同じでした。独立した民族主義は[帝国にとって]いつも大きな脅威です。実際はるか昔にまで遡って、英国から自らを解放したアメリカ植民地のことを思い出して下さい。米国独立はヨーロッパの政治家によって恐るべき脅威とみなされていました。

ツァー[ロシア皇帝]やメッテルニヒ[オーストリア宰相]や他の者たちは、この共和制の脅威に非常に動揺していました。この脅威は保守的な世界秩序とその道徳的な基礎を根底から崩すかもしれなかったからです。それは本当に受け入れがたいものでした。それは基本的に独立の脅威であり、植民地が国家主権を手にする脅威であり、受け入れることはできませんでした。

 このことについて知りたい人は誰でも、それを[文献によって]見つけることができます。これまで言っていますように、米国はとても自由な国です。機密文書の記録が昔に遡って豊富にあるからです。

それ[権力者が民衆の自覚を恐れ、帝国が植民地の独立を恐れること]はいつの時代も同じことです。米国や英国や仏国がムッソリーニとヒットラーを支持したのは何故なのかを私は言っているのです。英米仏の諸国はいわゆるイタリアとドイツの大衆を恐れていたからです。

ソ連に刺激された大衆がもし権力を自分の手に取り戻そうとして、エリートの財産権と支配権を脅かするならば、それを止めることができる唯一の人はヒットラーとムッソリーニでした。戦争が始まる日まで、彼らがヒットラーとムッソリーニを支持した理由は、そこにあるのです。

これらは古い政策で、誰でも理解が可能なものです。主に国内の権力者の利益に世界を従属させたいのなら、このことは誰にでも理解できることです。[英仏は自分たちの権益が侵されそうになって止む無く宣戦布告をした。他方、米国が戦争に乗り出した理由は権益の拡大にあった。]

ベルニエ・ドワイアー:

 米国によって43年間も続いている侵攻のために、マイアミの反キューバ右翼グループのテロを止めるよう米国に要請しつつも、キューバは明らかに独自の方針を取らねばなりませんでした。

米国においてテロと闘ったために投獄された5人のキューバ人政治犯のことを御存知でしょうか。

ノーム・チョムスキー:

 それは驚くべき事例です。キューバはテロと闘うという申し出をして米国と交渉しました。実際、FBIはそのことについて情報を得るためにキューバに人間を派遣しました。

しかしその次に起きたことは、米国のテロリストグループに潜入したキューバ人が逮捕されました。それは全く驚くべきことです。そのことは報道されたと思いますか。誰もそのことを知りません。

私が言いたいのは、違法なテロ組織が米国にあり、それは米国の法律に違反していて、テロリストではなく、そこに潜入しているキューバ人が逮捕されていることです。それは驚くべきことです。米国はテロについてキューバとの諜報協力を拒否してきました。というのは、そのような協力は米国を根拠地とするテロリストグループに直接つながってしまうことになるからです。

 実際1970年代以来、米国は公にはこの米国に根拠地を持つこのテロリストグループに反対をしてきました。しかし米国はそれを寛大に取り扱っています。米国はそのテロリストの根拠地や資金源を閉鎖していません。しかし理論上は米国はそれに反対をし、実際時々その人々を起訴しています。

その時(1970年代)までは、米国はキューバからの亡命者には頼っていませんでした。米国自身がテロを組織していました。1970年代までは公にはそのようでした。現在の事態は [機密文書が開示されていませんから] 私たちには分かりません。私は20年から30年前までの公式の記録を知っているだけです。

ベルニエ・ドワイアー:

 この事例をめぐってメディアが沈黙しているとすれば、あなたは如何にして5人のキューバ人の事例を追跡していらっさひますか。


ノーム・チョムスキー:

 米国ではそれに関する追跡記事は見あたりませんが、幸い独立系のメディアのニュースソースがあります。英国の報道機関がそれを報じましたが、それをさらに幾つかの米国独立系ジャーナルが報じているのです。

『カウンターパンチ』の中でウィリアム・ブルムによって書かれた大変にいい記事がありました。また『社会主義と民主主義』というよい季刊誌があります。これはキューバ人の囚人の証言を公表しました。Zネットのようなインターネットのサイトにもよい記事が見つけられます。

だから人々がそれについて見つけることはできるのですが、研究的な仕事になります。一般の人ではそれはできません。それは大がかりな研究事業となります。

ベルニエ・ドワイアー:

 キューバ革命を転覆したいという米国のこだわりは、ここハバナでジェームズ・カソンが「米国利害関係窓口」US Interests Sectionのチーフとなった時、新しい高みに達しました。彼は金や恩恵をちらつかせて米国の工作員として働くキューバ人たちを雇い入れて、内部から計画的にキューバの社会事業を覆すことに着手し始めました。キューバ政府がこれらのキューバ人工作員を逮捕し裁判にかけ拘留することで対応した時、キューバの多くの友人から多くの批判がありました。

[訳注:利害関係窓口(Interests Section、対応する正式な日本語は無い)とは、外交関係のない国の人に渡航のためのビザなどの発給事務等を行う外務省の出先機関。例えばアメリカの利害関係窓口が、キューバのハバナにあるスイス大使館に置かれている。逆にキューバの利害関係窓口はワシントンにあるスイス大使館に置かれている。http://www1.jca.apc.org/aml/200304/33823.html]

ノーム・チョムスキー:

 はい、私はそのためにキューバ政府を批判したのです。それは誤りだったと私は思います。私が署名をした請願の場合、私たちが主張したのは、1959年以来キューバに対して行われている米国のテロ行動と違法な経済戦争を強調することでした。

その請願は同時に、拘留されていた人々の場合、彼らが批判的な反体制派ではなく米国の工作員だという告発を正当化するための公の情報が全くないということも主張したのです。そして今なお、その情報はありません。私が言っているのは、彼らがカソンと会ったという事実です。

私は間違っているかもしれませんが、そのことは証明されていないと思います。彼らを拘留するのは誤ったことで、あまり賢明なやり方ではありません。それは米国の最も厳しい対応を引き出す口実となっただけでした。

ベルニエ・ドワイアー:

 それでもあなたは以前のように、キューバの制度に対し賞賛をされるのでしょうか。

ノーム・チョムスキー:

 私に関する限り、キューバの人たちがすると決めることについて判断を下すつもりはありません。私はキューバの米国に対する首尾よい抵抗を支持しています。キューバが主権を行使することを支持しています。

キューバがどのようにそれを実行するのかについては、私は自分の意見を持っています。よいと思うものもあればそうでないものもあります。しかしそれはキューバ人が決めることです。

私の関心は、キューバが自分たちの運命の決めることを妨害するために、[西]半球の超大国[である米国]が暴力や圧力や軍事力や脅威や通商禁止に訴えないことです。

ベルニエ・ドワイアー:

 チャべス[ベネズエラ大統領]やルラ[ブラジル大統領]やキルチネル[アルゼンチン大統領]のいるラテンアメリカでは前進があるようです。ラテンアメリカの将来をあなたは楽観していますか。

[訳注:2003年5月26日 キルチネル大統領就任;ラゴス・チリ大統領、ルラ・ブラジル大統領、カストロ・キューバ議長らが出席してネストル・キルチネル氏のアルゼンチン大統領就任式が行われた。貧困問題、経済問題など課題山積。かつて左翼活動家の“田舎知事”がどこまで求心力を発揮できるか。http://members.tripod.cl/isaku/noticias_mayo.html ]

ノーム・チョムスキー:

 確かにチャンスはあります。ブラジルで起きたことは全く劇的なことでした。産業民主主義にとってそれは本当の教訓です。学ぶべき産業民主主義の教訓をブラジルは教えてくれました。

ブラジルではどんな豊かな産業民主主義国家も匹敵するもののない民主主義を達成しました。労働者階級や小作人や人権組織などに依拠した大衆的な勢力が、ぞっとするような苦境を乗り越えて、自らの大統領−私の考えでは素晴らしい人です−を選出することに成功しました。

 そのようなことは西側諸国では起こりません。例えば米国で起こりえないことです。しかし彼らがどこまで行けるかは難しい問題です。40年前ブラジルがルラには及びませんが、少なくとも穏健な人民主義の大統領グーラートを擁した時、ケネディー政権は彼を倒す軍事クーデターを組織しました。それは[西]半球での[米国による]弾圧の大きな疫病の始まりのひとつでした。

たとえルラがグーラートよりはるかに重要な人物で多くの支持を得ていても、米国は、今度はそのようなことをしようとはしていません。米国はいくつかの理由からそのようなことをしていません。その理由のひとつは、過去20~30年のうちに新自由主義の国際的な経済的取り決めが強制され、民主主義を機能させない締め付けを生み出していることです[だからクーデターを起こす必要すらないのです]。新自由主義の政策の主な目的は、民主的選択の余地を減らすことだと私は思っています。

 現在この南米地域でブラジルや他の国々がこれと闘えるかどうかは、重大な問題です。[帝国による]統制のネットワークから彼らが脱出するためには、高度な南北の団結が必要であることは確かです。なぜなら統制のネットワークは軍事的クーデターなしでも人々が民主的選択をできないようにするために仕組まれているからです。


http://terasima.gooside.com/interview030914open031005cuba.html

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