現在地 HOME > 掲示板 > 戦争41 > 284.html ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 教えて下さい。 投稿者 エンセン 日時 2003 年 10 月 16 日 04:14:48)
エンセンさん、こんにちわ。
為替介入の手法で渡せば税金からの支出ということは免れますが、日米両政府ともそれは認めませんし、米国政府は、為替介入分はあくまでも別途の資金負担で、表の財政支出でもきちんとやってくれと思っています。
為替介入を通じて米国債を買って米国政府にお金を融通するのは裏の貢ぎで、その実質は秘匿されています。(今回、イラク復興名目でそれを行えば、円高阻止介入の“実相”を晒してしまうことになります(笑))
また、あくまでも米国債を買っているわけですから、米国政府には返済する義務があります。(経済論理的に完済は無理ですが)
また、日本政府としても、裏で負担したお金をもって「国際協力や日米同盟」を“誇らしげ”に語るわけにはいきません。
今回のイラク復興支援金は表の貢ぎで、米国政府の手に渡るのではなく、米国政府が差配する国際機関に委ねられることになり、当初の無償分は返ってくることもありません。
これは、イラクを攻撃し軍事占領している米英が当然のように負担しなければならない費用を肩代わりすることで、間接的に米英の戦費を負担してやるというものです。
(占領地の民生に関わる出費も戦費にほかなりませんが...)
戦費をおおっぴらに請求するわけにはいかない状況なので、米国政府は、自分たちが当然負担すべきイラク復興資金を名目にしているだけです。
(あまり話題になっていませんが、日本政府が保有している対イラク政府債権のおよそ7千億円も放棄することになると思われるので、表だけで合計すると1兆3千億円ほどの戦費を負担することになります。裏では、今年これまでに13兆円超の貢ぎをおこなっています)