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フセイン大統領 シリアに30億ドルの隠し預金 CIAが反米攻撃の資金に使われる可能性指摘 (共同 10月13日 配信) [要約]米CIA(中央情報局)はイラクのフセイン前大統領について、シリアの国営銀行に30億ドルの隠し預金があると公表した。この隠し資金がイラクでの反米攻撃に使われている可能性があるという。しかしシリア当局はこの情報を間違いと否定した。
[コメント]さらなるイラク情勢の悪化にともない、アメリカがシリアに向ける目が厳しくなってきた。ちょうどアメリカがベトナム戦争のとき、隣国カンボジア(シアヌーク国王時代)がベトコンの出撃基地になっていると指摘したのに似ている。このままイラク情勢が悪化の一途をたどると、イラクの戦火がシリアに飛び火する可能性が高くなる。ゲリラ戦が戦われた場合、その地域の隣国がゲリラの出撃拠点になるという原則があるのだろうか。アメリカはシリアを深く疑い始めている。先日行われたイスラエルのシリア爆撃も、そのアメリカの苛立ちの表れなのだろうか。シリアの現アサド大統領は、息子の時代を迎え指導力は低下し、統治力には不安がある。もしアメリカがシリアに襲い掛かれば簡単に倒れてしまう。CIAはシリアにクーデターを工作しているのか。それとも直接、米軍の軍事侵攻をやる気だろうか。もしシリアが強引にでも親米国になると、アメリカは地中海に面したレバノンからシリア、それにイラクと、中東を真っ二つに分断することになる。(レバノンは実質的にシリアの支配下にある)。そしてレバノンの隣国は超親米のイスラエルである。
アメリカ・ネオコン(新保守主義)の壮大な野望はこれではないのか。彼らはイラクとシリアをワンセットで考えているような気がしてきた。ネオコンにとってイラクの混乱(治安悪化)こそ、すべてを計算した上での中東新政策(戦略)なのだろう。ともあれシリア情勢も目が離せなくなった。
トルコ軍も間もなくイラクに入ってくる。アフガン、イラクとまるでオセロゲームのようである。(ベトナム戦争の時はドミノゲームと呼ばれた)。しかし不気味すぎる。イラクの治安回復や復興どころの話ではなくなってくる。(※シリア軍の現有総兵力は31万9千人、陸21万5千人、海4千人、空4万人、防空軍6万人・・・・ミリタリーバランス2002〜2003年版より)
〜関連
http://www.idaten.to/bbs/bbshtm.htm
[35114] 本日の神浦氏のニュース解説、必読。
投稿者:FP親衛隊国家保安本部 投稿日: 10/15 Wed 00:24:06 [ID:GByjNcc5Mqo]削除
【部分抜粋】
>もしシリアが強引にでも親米国になると、アメリカは地中海に面したレバノンからシリア、それにイラクと、中東を真っ二つに分断することになる。(レバノンは実質的にシリアの支配下にある)。そしてレバノンの隣国は超親米のイスラエルである。
>アメリカ・ネオコン(新保守主義)の壮大な野望はこれではないのか。彼らはイラクとシリアをワンセットで考えているような気がしてきた。
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★地政学は例えるなら囲碁やオセロゲームと似ています。
世界シオニスト機構の戦略計画はシリアとイラクの両国の軍事力の破壊なり
http://www.asyura2.com/0311/war41/msg/245.html
投稿者 木村愛二 日時 2003 年 10 月 15 日