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世界シオニスト機構の戦略計画はシリアとイラクの両国の軍事力の破壊なり。
以下、10月25日に木村書店から発行する新著、『イラク「戦争」は何だったのか?』(副題:目的は石油だけか? それとも、世界制覇の狂信か?メディアの報道操作の仕組みは何処まで進んだか?)からの抜粋である。
『キヴーニム』(指針)の出典は、わが電網宝庫で無料公開中の拙訳『偽イスラエル政治神話』である。
[前略]イスラエルの指導者たちは、外交政策の中で、“偉大なイスラエル”の実現という途方もない野望を抱くことができた。
その野心の正確な証言となる論文が、エルサレムで発行されている世界シオニスト機構の機関評論誌、『キヴーニム』(指針)[前出。14号、82・2]に掲載されていた。論文の題名は、「1980年代のためのイスラエルの戦略計画」であり、つぎのよう主張が述べられている。
《[中略]レバノンが五つの地方に分割されている状況は、アラブ世界全体が経験する将来の予告である。シリアとイラクの、民族的または宗教的な基準で決定される各地方への爆発的な分裂は、長期的に見ると、イスラエルに最も有利な到達目標であり、その最初の段階は、両国の軍事力の破壊である。 [中略]
石油資源は豊富だが内部抗争に苦しむイラクは、イスラエルの照準線内にある。イラクの分裂は、われわれにとって、シリアのそれよりもさらに重要である。なぜなら、イラクこそが短期的に見て、イスラエルに対する最も危険な脅威を代表しているからである》(『キヴーニム』14号、82・2) [後略]
●「シリアとイラクの両国の軍事力の破壊」を明記した世界シオニスト機構の狂信を阻止できるか
以上で部分引用した「キヴーニム」の中には、このように、「」という戦略が、明記されている。シリアとイラクの支配的な政党、バース党は、アラブ民族主義を掲げている。だから、この両国の軍事力の破壊は、アラブ民族主義の基礎の破壊でもある。[後略]