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10月14日(火)20時42分
官邸・防衛庁間に思惑のずれ=「準備指示」めぐり−イラク派遣
福田康夫官房長官は14日夕の記者会見で、イラク復興支援特別措置法に基づく自衛隊派遣について「官邸は再三言っている。『できることは早くやれ』ということだ」と述べ、防衛庁に対し可能な範囲で準備を進めるよう求めた。しかし、正式な指示を受けて準備に着手したい防衛庁側は困惑しており、官邸と防衛庁間に思惑のずれがあることが表面化した形だ。
防衛庁が官邸の正式指示にこだわるのは「独走」との批判を回避したいためだ。国連平和維持活動(PKO)協力法に基づく自衛隊派遣の際も、官邸の指示を待って準備に着手してきた。
しかし防衛庁によると、今回はその正式な指示がないという。官邸サイドがはっきりと指示しない背景には、11月9日投開票の衆院選で、イラクへの自衛隊派遣問題に「焦点が当たる事態は避けたい」との事情があるようだ。
福田長官は14日、会見に先立ち首相官邸に石破茂防衛庁長官を呼び、必要な準備は進めるよう伝えた。防衛庁は「少しは動きやすくなった」(幹部)と可能な準備は進める方針だが、煮え切らない官邸の対応に不満がくすぶっている。(了)(時事通信)
[10月14日20時42分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20031014-00000714-jij-pol