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欧州連合(EU)は13日、ルクセンブルクで外相理事会を開きイラク復興支援問題を協議したが、国別の援助額を表明したのは英国だけにとどまった。今月23日からマドリードで開く復興支援国会議を前に、欧州各国の姿勢がなお慎重なことが確認された。
外相理はEUの共通予算からイラク向けに2億ユーロ(約260億円)を2004年末までの分として拠出することを正式決定した。その上で加盟国から個別に上乗せ表明があるかどうかが注目点だった。
しかし、英国以外は、各国とも音無しの構え。イラクに部隊を派遣しているオランダのデホープスヘッフェル外相は記者団に、一層の負担に消極的な立場を示した。
各国の慎重姿勢の背景には国連決議の行方を見守る思惑もある。ただ、イラク戦争に反対した仏独などは、いずれにせよ巨額の援助には応じない見込み。16、17の両日開くEU首脳会議で再びイラク問題が協議される見通しだが、米国を満足させる額が集まる可能性はほとんどない。
(ブリュッセル=刀祢館久雄) (14:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20031014AT2M1400J14102003.html