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9月2日から始まる防衛研究所(東京・中目黒、柳沢協二所長)の51期一般課程に、中国人民解放軍から初めて将校1人が派遣される。中国国防大学教官の孟凡明陸軍中佐(37)で、来年6月末の研修終了まで10カ月間、同課程で研修する。中国軍から防衛庁機関への留学生派遣は、平成10年から12年まで毎年2人ずつ計6人の軍医が防医大で医学研修をしたことがあるが、軍医以外の中国軍人が長期留学するのは孟中佐が初。
防衛庁はこれまでも諸外国の軍関係研究機関などと積極的に防衛交流を進めており、外国人留学生受け入れもその一環。
一方、中国軍側も防医大に軍医を留学させて以来、防研、自衛隊幹部学校などへの留学生派遣を視野に、平成11年に陸軍、翌12年に空軍の視察団が来日。さらに昨年1月には総参謀部から軍訓(教育訓練)部の冷承槐部長(陸軍少将)を団長とする調査視察団が来日して、防衛庁幹部と意見を交換、今回の孟中佐派遣につながった。
防研一般課程は「国の防衛に関する広範な基礎的知識を総合的に修得させる」のが目的で、世界の安全保障、軍事概論、軍事史、経済、科学技術などの各コースがある。研修員は毎年約50人(51期は43人)で、1、2佐の自衛官、防衛庁事務官等が中心だが、関係省庁や企業、外国の大・中佐級軍人も受け入れている。
これまで外国から同課程に入所した軍人は東南アジア諸国と米、韓など11カ国計103人で、今回の51期は孟中佐のほか米国3、韓国、タイ各1の計6人が入所の予定。