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(回答先: 石原知事「中国人は無知だから喜ぶ」 有人ロケット成功 【ただの負け惜しみ。石原は政治感覚がゼロ、3流の下の下】 投稿者 クエスチョン 日時 2003 年 11 月 02 日 09:30:53)
石原都知事の発言について(神舟5号について)
一部で物議をかもした石原都知事の中国初の有人宇宙船「神舟5号」について。
この宇宙船を打ち上げた「長征」というロケットは1970年代に開発された大陸間弾道ミサイルがベース。
「ヒドラジン」という劇物を燃料としているがこれは日本では旧日本軍のロケット特攻機「桜花」(人間が操縦するミサイル)や局地ロケット迎撃機「秋水」が燃料として使っていた。強酸性で人間が誤って直に触れると骨までとかしてしまう。
燃費も極めて悪く大気圏を脱出するには大量のヒドラジンを搭載せねばならず万一打ち上げ直後に事故でも起これば大惨事となりかねない。
実際「長征」は1996年に市街地に墜落しておりこの時の犠牲者はいまだに特定できない。(ヒドラジンを浴びた人が骨まで解け蒸発してしまったためといわれる)
日本のH2Aやアメリカのスペースシャトルが使っているRP1(いわゆる‘灯油‘がベース)やUDMH(水素、酸素、窒素の混合物)の技術には遠く及ばない。
そもそも日本は有人宇宙船を作れないのではなく作らない。
これはすでに技術的には確立されておりそれよりはコストもリスクもぐっと少ない無人のスペースシャトルを開発した方が余程宇宙開発全体に寄与する事になる。
日本はこの分野ではアメリカと並んで世界のトップである。
また「神舟5号」は旧ソ連の技術で生命維持装置を作っているため極めて巨大で場所を取り、したがって一人しか船内に乗り組めなかった。
また飛行中、宇宙服を脱ぐ事も出来ない。
広い船内をTシャツ姿のクルーがくつろぐスペースシャトルとはここでも比較すべきもない。
ようするに「神舟5号」とは極めて古く危険な他国の技術のコピーでしかない。
しかも打ち上げに膨大な費用がかかるこの宇宙船を打ち上げた中国はいまだに日本から900億円ちかいODAを受けているばかりかネパールやカンボジアに自らもODAを行っているのだ。そのくせ拉致問題解決には積極的には加わってきていない。
石原都知事の発言の元にはこのような前提があったのだ。
最後に・・・宇宙船が大気圏から飛び出すためには発射地点より東方にむけて発射しなければならない。(地球の自転による)
このため各国のロケット基地の東方は事故防止のため海の場所が選ばれている。
種子島宇宙センター、ケープケネディ、いずれもこの条件を満たしている。
ちなみに中国の宇宙センターの東方は韓国、そして日本である。
専門家の話によればもし打ち上げ直後の「神舟5号」が東京に墜落したらその被害は北朝鮮の「テポドン」直撃に勝るとも劣るとは思えない程甚大になり、今回もその可能性はゼロではなかったそうだ。
そしてそのことは政府からも誰からも私達に告げられることはなかった。