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米国防研究所の呉公丹・東アジア責任研究員とコンサルタントのラルフ・ハシック氏は、外交政策専門誌「フォーリン・ポリシー」最新号の共同寄稿文で、「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日(キム・ジョンイル)総書記が権力の座を追われれば、北朝鮮は無政府状態に直面するはず」との見通しをまとめた。
彼らは「南北間の社会福祉水準の格差は数十年間続くだろうが、結局、金正日総書記以降の北朝鮮は移行期を経て、韓国の政治・経済制度に吸収されるものとみられる。しかし、北朝鮮住民の韓国政権に対する憎悪心により、統一はさらに遠く、困難なものとなるだろう」と見通した。
また、「金総書記が権力を失うとすれば、それは暗殺か、外国からの軍隊の介入による結果だろう」と予測した。
続いて、「約100万〜200万人に上る北朝鮮エリート層は、金正日総書記なき後の体制の中枢を構築することができないだろう」と指摘した。北朝鮮のエリート層はすでに不正腐敗に埋没しているため、いざ金正日政権が崩壊すれば、いかに国富を手中に収めるかということだけに関心を注ぐだろう、との主張だ。
金総書記のにもしものことがあれば、軍部の役割と関連して軍事政権が統治する可能性もあるが、長きにわたり金総書記の監視下にいた将軍らは、政治に関与しようとする性向や北朝鮮住民を率いて経済を運営するだけの能力を示したことがない、と指摘した。
もし、軍が秩序を確立できない場合、数百万人の難民が韓国や中国、ロシア、日本まで続くだろうと、彼らは指摘した。また、「このような状況で韓国が中心となって、周辺国家とともに大規模な援助を行い、北朝鮮の立ち遅れた下部構造を改善する役割を担うことが予想される」と明らかにした。
ワシントン=姜仁仙(カン・インソン)特派員
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/11/04/20031104000057.html